カテゴリー別アーカイブ: フリンジのリフジン

『シアターアーツ』「2016AICT会員アンケート」、私のベスト5は『ロクな死にかた』『演劇』『治天ノ君』『来てけつかるべき新世界』『ニッポン・サポート・センター』

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5月20日に発行された、AICT(国際演劇評論家協会)日本センター『シアターアーツ』(晩成書房)61号掲載の「2016AICT会員アンケート」に参加させていただいた。

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「Daily Fringe Guide Osaka」が個人による更新終了を発表、その功績を振り返る――観客と関西小劇場界にとって、単なる公演情報ではなく明日を探す地図のような存在

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関西を中心とした公演情報サイト「Daily Fringe Guide Osaka」を運営している山本篤史氏が、6月30日をもって個人での更新を終了することを5月13日発表した。サイト本体だけでなく、毎朝5時55分からTwitter(@DFG_Osaka)で配信している当日の公演情報も終了する。

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『ライブパフォーマンスと地域 伝統・芸術・大衆文化』が東京と広島の小劇場演劇を比較検証、地理学の見地から「地方都市で小劇場演劇は成り立つか?」を考える

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地理学者による研究書、神谷浩夫+山本健太+和田崇編『ライブパフォーマンスと地域 伝統・芸術・大衆文化』(ナカニシヤ出版、2017年)が今年1月20日に出版された。

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私が選ぶベストワン2016

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久しぶりに日本劇団協議会機関誌『join』88号特集「私が選ぶベストワン2016」に参加させていただいた。今回から発行時期が早まり、例年の3月末から2月末になるそうだ。

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上演中スマートフォンの「機内モード」を認めることに異議あり、なぜ「電源は必ずお切りください」にしないのか

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上演中は携帯電話・スマートフォンなど、音の出る機器を電源から切るようお願いするのが一般的だが、小劇場で最近「電源から切るか、機内モードにしていただくよう」というアナウンスを聞くようになった。私の場合、今年に入って3公演で遭遇した。

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私がいま旗揚げカンパニーのチラシをつくるとしたらB5判でつくる。そのほうがA4判だらけのチラシ束で印象に残るから

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ヨーロッパ企画『来てけつかるべき新世界』

舞台芸術のチラシは、1990年代前半まで映画と同じB5判が主流だった。A4判化が急激に進んだのは93年からで、A4判が多くなってくるとB5判が目立たなくなってしまい、現在ではA4判のほうが一般的になった。昔からのフォーマットを崩したくない一部カンパニーだけがB5判を続けている状態だ。

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「事前精算限定のチケット販売システム」アンケート結果を見て考えたこと――当日精算の連絡なしキャンセルが10%いるのなら、ソーシャルチケットサービスの手数料相場5%のほうが安い

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決済機能を持ったチケット販売システムを検討するため、3月に有限会社レトロインク(東京都三鷹市)がオンラインアンケートを実施した。2週間で118名から回答があり、集計結果を基に関係者が意見交換を重ねたが、次の2テーマに解決策が見出せなかったため、当面はシステムの製作を見合わせることを6月16日発表した。

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宮崎県立芸術劇場は『三文オペラ』上演を宣言する前にもっと検証すべきことがあるのではないか、なぜ「演劇ディレクター」と情報共有しなかったのか

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宮崎県立芸術劇場『三文オペラ』

公益財団法人宮崎県立芸術劇場が企画制作する「演劇・時空の旅」シリーズ#8『三文オペラ』(作/ベルトルト・ブレヒト、演出/永山智行)が初日開場後に公演中止した問題について、株式会社酒井著作権事務所(旧・オリオン)に質問状を送っていた劇場側が、その後の方針を6月19日に公表した。「近い将来、改めて『三文オペラ』を上演する」と宣言している。

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こまばアゴラ劇場管轄分のチラシ束親紙にラインナップ掲載、チラシへの関心喚起のため親紙のインデックス化を

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2010年に「チラシ束への折込順を根本から見直そう」という記事で、チケットの発売状況に応じて「公演中」「前売中」「前売開始前」の3段階にブロック化し、それぞれに親紙を付けたらどうかと提言した。

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小劇場演劇の〈引き出し〉を駆使して「死」と向き合った現在進行形の物語、アマヤドリ『ロクな死にかた』再演に圧倒される

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アマヤドリ『ロクな死にかた』

すべてのアーティストにとって、「死」は必ず向き合うことになる究極のテーマだ。誰もが題材に出来るが、その本質に迫った小劇場演劇は意外に少ない。つくり手自身が若いという事情もあるが、「生」「死」を二律背反で描き、人生の貴さを訴えるものが多いように感じる。もっと視点を引いて、人間の関係性において「生きている」とはどういうことなのか、そこから見えてくる死生観を浮かび上がらせたのが、アマヤドリ『ロクな死にかた』である。

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