ビブリオバトルをご存知だろうか。2007年に京都大学の研究員だった谷口忠大氏(現・立命館大学情報理工学部准教授)によって考案され、その後各地に広がった「知的書評合戦」だ。自分が面白いと思った本を5分間プレゼンし合い、いちばん読みたくなった「チャンプ本」を投票で選ぶ。この模様はYouTubeで公開することが推奨されている。NHK BSプレミアム「このマンガいいね!BSオススメ夜話」も、ビブリオバトルに発想を得たのではないかと思う。
ジャストアイデアだが、ビブリオバトルの手法を小劇場演劇のオススメに使えないだろうか。ご承知のとおり、演劇のプレビュー記事というのは非常に難しい。これから上演する作品が面白いかどうかなんて、はっきり言って誰にもわからない。筆者が企画書や過去の経験に基づいた推測を語っているだけだ。演劇のプレビューなんてその程度の信頼性なのだから、だったら個人の思い入れたっぷりに「いまどのカンパニーを観るべきか」をプレゼンし合い、それでいちばん観たくなったカンパニーに足を運べばいいのではないかと思ったのだ。