マグライトを愛用している演劇人は多いと思います。マグライトの電球をLEDにするキットは、これまでもサードパーティー製で販売されていましたが、純正の「MAG-LITE LED」が新発売されました。米国では昨秋から登場しましたが、正規代理店の三井物産の価格交渉が長引いたようで、東急ハンズでは12月26日から販売開始しました。
3ワットLEDを使用しているため1球で充分の明るさで、使用時間も従来品の3倍以上。光源寿命は約1万時間で衝撃にも強いそうです。LEDはマグライトの売りである無段階の焦点調節が難しいため、開発に時間を要したようです。
従来のC/D-CELLシリーズをお持ちの方は、LEDモジュールだけを購入して交換可能ですが、ミニ(AA/AAA)とSOLITAIREはサイズが異なるので不可です(LEDはヘッド部分がやや長くなっています)。制作者が客席案内用に使うのはミニだと思いますが、LEDでは単3電池が3本入る3AAが新たに出ました。舞台監督が持つ大きめのマグライトに憧れていた人はこれがいいかも。
価格はその分高くなり、従来品だと定価3,360円(税込)だったAA(単3×2本)が、LEDだと定価6,500円(税込) になりました。平行輸入品のオンラインショップだと、本日現在3,885円(税込)というのがありました。3AA(単3×3本)は定価7,000円(税込)が4,295円(税込)です。三井物産、ちょっと高くしすぎでは。