この記事は2004年8月に掲載されたものです。
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山形でエンタテインメント系の上演を

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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[トピック]に書いた山形市の七日町劇場構想。貴重な情報源になったのが、地元の映画上映チーム「シネマ忍者」によるウェブログ「シネマ忍者 via Web」。映画以外の話題も満載、一見したただけではMovable Typeと思えないほど手が込んでいて、読み応えあるサイトです。

6名のチームだそうですが、ほとんどの記事をmachiwabi氏が書いています。七日町劇場構想の円卓会議のリポートも同氏。芸術に特化した劇場が地域に出来ることへの、地元の戸惑いがよく伝わってきます。想像どおりの内容ですが、民間劇場なので行政のように公平性に縛られないのが小気味いいですねえ。井上ひさし氏がエキサイトするシーンもあったそうで、見たかったです。

ただ、多くの方が感じていると思いますが、劇場の使命として地域の芸術を育てる役割もあるわけで、東京からプロを呼ぶだけでなく、アマチュアへの貸館とは一線を画したアウトリーチの展開は必要でしょう。運営を担当するNPO法人の人材が問われるのではないでしょうか。

(でも、毎回、落語とかクラシックとか浪曲とか平田オリザだったらがっかりだなあ。)

そんなことはないと思いますよ。
逆にこうしたコンセプトの劇場なら、エンタテインメント系の作品をどんどん呼べばいいと思いますし、呼ばないとおかしいと思います。山形出身の演劇人も、七日町に劇場が出来るのなら喜んで公演するのではないでしょうか。佐藤正宏、渡辺えり子、後藤ひろひとの各氏はぜひ。後藤氏なら山形で2週間くらいロングラン出来ると本気で思うのですが。