熊本県立劇場主催の舞台芸術制作セミナー公開講座「広報・宣伝/ホールへの集客を図る」が、10月7日の開催まで約3か月あるのに早くも定員20名に達しました。来年1月まで続く「コンサートのつくり方」の中の1講座ですが、カリキュラムの多くは演劇にも使えると思いますし、制作者も注目してほしいと思います。「Neutral A Go Go!」によると、高校演劇の生徒も受講しているとか。
公開でないのが残念ですが、11月4日の「受付と案内業務」は長時間ですので実習を伴う内容になるのではないでしょうか。講師が星野もと子氏ですから、これのエッセンスになるはず。フロントスタッフの研修機会はなかなかありませんので、受講者はラッキーですよ。11月23日の「進行表・台本の書き方」も、演劇は舞台監督以外書く機会が限られるので、参考になると思います。公演以外のイベントだって結構ありますからね。
今回の熊本県立劇場のように、演劇ではないけれど参考になるアーツマネジメントセミナーがあります。例えば、能・狂言の公演制作を学ぶ京都芸術センター「コーディネーター・スプラウト」。こちらも公開講座が用意されています。演劇ではないので[トピック]ではご紹介しませんでしたが、地元の制作者はこうした場も貪欲に活用してください。
広報・宣伝講座が早々と定員になるということは、この分野に誰もが関心も持っていることの表われだと思います。講座を企画する側もぜひ需要に応えてください。
舞台芸術制作セミナーのこと取り上げてくださりありがとうございます!
今年は「コンサートのつくり方」ということで、実際にコンサートを企画される方、オーケストラに所属されている方、声楽をされている方など、音楽畑の方が受講生の中心になっていますが、来年度以降には演劇の制作セミナーも検討中です。
先日のセミナーでは初日にも関わらず、児玉さんより企画書作成の宿題が受講生に出されたようです。
星野さんには数年前から公共ホール製作スタッフ養成講座(制作セミナーの前身)の講師としてお越しいただいていて、熊本でもやはり「タメになる!」と定評があります。