ゲイをカミングアウトしている東京の劇団フライングステージが、ゲイの人々から支持を得ている桜沢エリカ氏『サロン』を舞台化するそうです(7/12~7/16、池袋・シアターグリーンBIG TREE THEATER)。この作品は途中で休載され、いきなり最終回が書かれたいわくつきのもので、その〈未完部分〉をフライングステージ主宰の関根信一氏が桜沢氏の承諾を得て書くというもの。
『サロン』は女子高生の視点でゲイを描いたもので、その役に話題の劇団鹿殺し・菜月チョビ氏をフィーチャー。戯曲といい、キャスティングといい、「やるじゃないか」と言いたくなる企画です。プロデューサーは劇団制作社の樺澤良氏で、個人ブログには桜沢氏との交渉の模様も少し書かれています。今週発売の『AERA』12月4日号「現在の肖像」が桜沢氏を取り上げ、年譜で来年の『サロン』舞台化も紹介されています。
樺澤氏は1979年生まれの若さですが、30代とも思える落ち着きを見せ、制作者だけのカンパニーである劇団制作社を旗揚げしました。昨年までは俳優としても活躍され、ファンも多いようですが、そういう方が制作者の重要性に気づいてプロデューサーの道を歩み始めたのはうれしいことです。『サロン』の内容については「魁!!漫画塾」が詳しいので、ご参照ください。
関根さんは昔「蜘蛛女のキス」を上演しようとして、上演許可がおりなかったことがありまして、それから思えば…。
フライングステージが『美女と野獣』を上演したときのエピソードですね。breakalegさん、詳しいですね。小松崎茂展は図録買えましたか?
>荻野さん
ああいういいものを見たら
すぐさま自分もやってみるに決まっているじゃありませんか。
もちろん「サンダーバード」オレなら、こう描く!ですよ。
ところで、関根さんと雨蘭咲木子さんは高校の同級生とか。このふたりで「おかしなカップル」なんか見たくはありませんか?