この記事は2004年5月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



『ヒミズ』製作日誌

カテゴリー: しのぶの東京晴れ舞台 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高野しのぶ です。

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ヤングマガジンで連載されていた人気漫画『ヒミズ』(古谷実・作 講談社)がOi-SCALE(オイスケール)によって舞台化されます。
まず、これが小劇場劇団の公演であるということに驚きます。

さらに、
・『ヒミズ』には映画化のオファーも多数あったのに、それを差し置いて舞台化の許可を得たこと。
・映画俳優、テレビで活躍するお笑い芸人、小劇場界でも注目の役者が出演者に名を連ねていること。
・会場がいきなりラフォーレミュージアム原宿であること。
等も話題です。

今までほぼ無名と言っても良かった劇団が(公演の度にぴあに掲載されていましたが)なぜこんな大きな企画を立ち上げられたのか?

Oi-SCALE主宰の林灰二さんが『ヒミズ』にアプローチし始めてから現在に至るまでのプロダクション・ノートが、製作日誌に公開されています。
それによると、
 2001年11月に林さんが『ヒミズ』に出会い、
 2002年 5月から講談社ヤングマガジン編集部に通い始め、
 2003年 9月に舞台化の許可を得ています。
構想から公演初日までにおよそ3年と半年が費やされることになります。
(その間にOi-SCALEは6回の演劇公演を行っています。)

私が強く感じたのは、人の意志は「岩をも通す」ということです。
私たちと同じ小劇場で演劇を作っている仲間がそれを証明してくれたような気がして、感謝の気持ちが沸いてきます。


『ヒミズ』製作日誌」への5件のフィードバック

  1. 小川晋作

    漫画が演劇化といわれ思い出したのが
    藤原カムイさんの「福神町綺譚」

    雑誌ではなく、単行本で読んでいたために、公演を見逃してしまった。。
    (とゆうより知ったのは1年後、もはや後の祭り)

    「劇団三日月少年」と彼との出会いがWEBにのってました。
    http://www.studio2b.co.jp/museum/vol07/vol7.html

    世の中の縁と結うのはどこにでもあるものだなぁと・・

  2. たにせみき

    漫画が演劇化といえば「小劇場の至宝」とさえ言われた
    『真夜中の弥次さん喜多さん』
    なんと今年、初の九州公演が実現・・・!
    詳しくはまた!

  3. 高野しのぶ

    藤原カムイさんの作品は読んだことがないのですが舞台化されるのなら是非ぜひ観てみたいです。『ドラゴンクエスト』シリーズを描かれた方なんですね。

    KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』(しりあがり寿・著)は私も至宝と呼ばれるにふさわしい作品だと思います。宮藤官九郎さんによる映画化も決まりましたね。

    漫画の舞台化は、スタジオライフが少女漫画(萩尾望都、樹なつみ、清水玲子の作品)を取り上げて大成功されているのが、漫画大好きだった私にとってすごく特別な出来事でした。

    今月は月蝕歌劇団の『静かなるドン』(新田たつお・著)があります。月蝕歌劇団は以前に『愛と誠』(梶原一騎・原作 ながやす巧・劇画)も上演されたようですね。残念ながら見逃し続けています。

    6月に扉座が『ドロロ』(手塚治虫・著)を舞台化するのも楽しみです。

  4. たにせみき

    もうすぐですね。
    「SPA!」でも取り上げられてました。
     ↑西原理恵子の「鳥頭紀行」が復活してたので今号は買ってみました。

  5. こんなものを買った。-ムダ遣い日記-

    Oi-SCALE/僕 AREA←Spectators[B.A.S.]『ヒミズ』 @ラフォーレミュージアム原宿

    自分の人生には意味がない。ただ何もなく生きていくのが一番だ、と思いながら、社会のなかで生きていくことにうんざりしている。ただ、自分はあることをしてしまった。どうせなら残りの人生、この命を社会的に意義あることに使いたい。悪いやつはどこにいる・・・ 話は非…

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