創刊時に[トピック]でご紹介したフリーペーパー『shimokita style』が、ネット上で読めます。「×月の下北沢全スケジュール」と題した網羅型イベント情報は、かつての『ぴあ』『シティロード』を彷彿させます。
頭を下げれば大丈夫
[ナレッジ]の「制作者の見識を深める関連コンテンツへのリンク集」にも追加しましたが、劇団衛星の高橋良明氏によるインタビューサイト「頭を下げれば大丈夫」はなかなか面白いです。
「CoRich舞台芸術!」都道府県別登録状況2
前回の調査から1か月。「CoRich舞台芸術まつり!2007春」エントリーもあったことですし、登録団体(主催者)がどれだけ増えたか再度調べました。なお、所在地未登録や海外もありますので、全体の登録数は803団体になります。
増加があった都道府県は背景色ピンク、2桁増は赤色にしています。
「試演会」の試み、広がる
「C.T.T.」という試演会の仕組みが京都でつくられて10年あまり、この仕組みが名古屋そして広島へと広がりつつあります。
黒いマスク
大阪の舞台監督、塚本修氏が紹介しています。これはいいですね。
青色申告を目指す方へ
確定申告の季節になりました。
青色申告に挑戦したい個人事業主の制作者も多いと思いますが、この手のマニュアルで究極と思えるものが出ました。All About「フリーランス」のガイド自らがまとめた手引きです。
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「CoRich舞台芸術まつり!2007春」の審査員発表
fringeでも大きく取り上げてくださっています“CoRich舞台芸術まつり!2007春”の審査員になりました。5人の審査員の公式発表はこちら。舞台芸術のインターネット上での表現・宣伝方法を探っていくのに、ふさわしい審査員が揃っているのではないでしょうか(WOWOW、ソネット、cinra magazineなど。私は観客ですが)。
横浜未来演劇人シアター『ぬけがら』
横浜からの人材育成を目指した「横浜未来演劇人シアター」の第1弾を拝見しました。参加者を募集して固定メンバーで活動していくようですので、カンパニーの旗揚げ公演と言っていいと思います。演劇経験者が多く、実力派の客演も複数招いていますので、感覚としては中堅以上のプロデュース公演を観ているようでした。スタッフ陣は超豪華です。
エンタテインメントの原価
読者の方から、発売中の『日経エンタテインメント!』3月号特集「儲けのマル秘レシピ」が制作者にも参考になると教えていただきました。
各ジャンルの原価を示したものですが、日本映画のスタッフ人件費、コンサート会場の客席単価などが興味深いです。人件費は社団法人映像文化製作者連盟の「映像製作費積算資料」をベースにしているようです。それによると、プロデューサーは月額70~95万円、製作進行は月額45~60万円、企画は1作品20~40万円が平均のようです。企画だけだと意外に安いのですね。予算2,000万円あれば、商業映画らしい作品は撮れるとのことです。
読売劇評でネタバレ
かのこの劇場メモ~半券の余白「新作舞台の評でそれはあり?」を見て、指摘されている読売新聞東京本社版2月7日付夕刊を確認しました。
筆者は演劇評論家の北川登園氏で、終盤の重要な展開が2点はっきり書かれています。男(川平慈英氏)の正体だけでなく、浅野ゆう子氏と佐々木蔵之介氏がどうなるのかまで……。謎解きが主眼の作品でないとはいえ、物語を楽しむ重要な要素であり、新作の現代演劇でまだ公演を2週間以上残している時期に、この記述は配慮が足りないと思います。読売OBで周囲は意見しにくいでしょうが、デスクや校閲は注意すべきだと感じます。
かのこ氏は「ネットならまだしも」と書かれていますが、こういう劇評を目にすると、「ネタバレ注意」を表示するネットのほうがよほどマナーがいいのではないかと思います。