演劇の新しいルール
大阪の若手カンパニー、旧劇団スカイフィッシュの演出家・小嶋一郎氏が、個人ブログ「演劇の新しいルール」でプロモーション、公演期間の延長、クオリティ向上、演劇祭の改革などについて、関西の現状を踏まえながら具体的な提案を多数書いています。
利賀演出家コンクールにも参加するだけあって、「カラフル2」、佐藤佐吉演劇祭、こまばアゴラ劇場「サミット」、東京FLCなど、他地域の事例も参考にしながら、「面白い作品をつくる団体に観客が集まるシステムを作りたい」と宣言しています。「若手演劇人」のカテゴリーを読んでみてください。
ご本人は「アートマネジメントなんて考えたことがない」と書いていますが、関西の演出家がここまで制作面を考えた文章はめずらしいと思います。
日程もろかぶり
10月23日(火)の東京は、同じ19:00~21:00に芸団協セミナー「制作者のためのテーマ&トーク」の世田谷パブリックシアター・矢作勝義氏の回と、世田谷パブリックシアターレクチャー「舞台芸術と著作権・契約/スキルアップ!5日間」第1回が完全バッティングしています。
これはどちらも行きたい制作者が多いのでは……。関係者の皆さん、なんとかなりませんか。
『芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング』
制作者が買わずして誰が買うのかと思える新刊が出ました。
英治出版
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著者のジョアン・バーンスタイン氏は、現代マーケティングの第一人者として知られるフィリップ・コトラー氏と共著で『お立見席しかありません――舞台芸術のマーケティング戦略』を1997年に出しており(未邦訳)、米国でベストセラーになりました。今回はインターネットの活用など新しい動向も織り込みながら、米英を中心とした具体例を紹介しています。
下北沢で本当に落ち着ける店
札幌にこれ以上芝居小屋は必要か
毎日新聞北海道支社報道部副部長の浜田俊宏記者が、北海道支社版8月30日付朝刊にこんなコラムを書いています。
MSN毎日インタラクティブ「デスク席:札幌に芝居小屋を/北海道」
「札幌には小さな劇場はあるが立派すぎる」として、「50人も入れば満員になる、地下のライブハウスのような空間」がもっと繁華街に欲しいそうです。
続・制作者なら絶対に読め
スタジオジブリ広報誌『熱風』連載の高萩宏氏「夢の遊眠社と僕と演劇プロデューサーの仕事」については、必読だと書きましたが、まだ読んでいない制作者はいませんか。広報誌なので全国の常設書店で無料で手に入りますし、近くにない方は実費で定期購読が出来ます。若手の制作者なら、絶対に読んでください。
病院だって変わる
半年ごとに大学病院へ行く用事があるのですが、そのたびに進歩しているのに驚かされます。
お引っ越し
東京の西、調布市仙川町に来年2月OPENするホールがあります。
その「音楽・芝居小屋のあるまちづくり」事業の芸術監督に、「うずめ劇場」のペーター・ゲスナー氏が就任してます。
保育園、集会施設、ホールを併設した施設で、ホールは平土間式のキャパ100~200席程度の「小劇場」。
駅からも遠くなく、最寄りの京王線仙川駅は新宿から約20分。
ペーターは今年の春には居を調布市に移しており、追って制作兼女優の松尾容子も引っ越し、北九州市八幡東区にあった「うずめ事務所(兼倉庫兼稽古場)」は8月一杯で引き払われました。
うずめサイトの劇団員によるblog(松尾容子の「風姿草伝」)に「当面、東京出張所になります。拠点は、やっぱり北九州なのでね。」とあるように、ペーター氏としても「うずめは北九州の劇団」という思いを持っているそうです。
昨年10周年を迎えた「うずめ劇場」、劇団としての新たな動きの報を楽しみにしています。
新しいホールと言えば池袋東口の豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」が明日9月10日OPENですね。約300席。
キャパに対して間口6間は、ややこぶりな感じでしょうか。
自主事業として、上演作品のテーマに沿ったワークショップも企画されているようですね。
このワークショップの制作は、あうるすぽっとのアートマネジメント研修生が担当しているとのことで、その意味でも注目して行きたい感じです。
