9月15日発行の季刊舞台芸術批評フリーペーパー『プチクリ』Vol.22が、創刊時からずっとやりたかったという観劇グルメ特集を組んでいます。「劇場のある街にあるおいしいお店リスト」と題し、A3全面を使って主要劇場最寄りの店を紹介しています。繁華街だけでなく、小竹向原(アトリエ春風舎)や梅ヶ丘(梅ヶ丘BOX)なども載っていますが、中野と王子を抜かしてはいけないのでは……。
編集部員が自信を持って薦める店ということで署名記事になっていますが、CMプロデューサーがご本職の山下治城氏による、居酒屋・立ち喰い系の渋い選択がいいですねぇ。山下氏は、阿佐ヶ谷スパイダース『少女とガソリン』パンフにあった下北沢居酒屋マップにかなり刺激を受けたそうです。
寄稿は松井周氏(サンプル)の「面白い芝居と美味しい食事の相性」。下北沢の喫茶店「シャノワール」を取り上げていますが、ここは私もお気に入り。「カフェベローチェ」を展開しているシャノアールのコーヒーハウスで、入口が場末の喫茶店風でややためらいますが(松井氏は「ほっとする」と書いています)、中は意外に広くてきれい。静かで空いてるのも魅力です。店員の態度も好感が持て、下北沢では穴場だと思います。セルフじゃないのにメニューも安い。「下北ブロイラー ブログ」でも、「本当に心底落ち着けるお店は【シャノアール】だと思います」とあります。
場所は下北沢駅北口の大丸ピーコック隣、ピアザ近江屋ビル地下1階。23時まで営業しています。