この記事は2007年9月に掲載されたものです。
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続・制作者なら絶対に読め

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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スタジオジブリ広報誌『熱風』連載の高萩宏氏「夢の遊眠社と僕と演劇プロデューサーの仕事」については、必読だと書きましたが、まだ読んでいない制作者はいませんか。広報誌なので全国の常設書店で無料で手に入りますし、近くにない方は実費で定期購読が出来ます。若手の制作者なら、絶対に読んでください。

9月号の第8回は、夢の遊眠社初の旅公演を描いた「旅へ」。1984年の『野獣降臨』京都公演(京都府立文化芸術会館)・芦屋公演(ルナ・ホール)の買取交渉の裏側を、具体的金額を明らかにして綴ったもので、ここまで書いた文章を私はほかに知りません。買取公演の交渉は制作者なら誰もが知りたいはずで、この原稿は本当に貴重です。

このときの東京公演の失敗点や、高萩氏が制作者として「二度と空席は作るまい」と誓うことになったエピソードも書かれています。この後、遊眠社はプロモーターや協賛企業と組んだ目を見張る活動を展開していくわけですが、その怒涛の幕開けとなる時期を今回は綴っています。もう一度書きます。この回からでも遅くはないので、制作者はいますぐ読んでください。

なお、原稿中の京都・芦屋公演の動員数が3,871名(京都1,623名+芦屋2,248名)になっていますが、NODA・MAPサイトの上演記録では3,913名になっています。これは招待客の差異でしょうか。


続・制作者なら絶対に読め」への4件のフィードバック

  1. 高萩

    荻野様 高萩です。ご推奨ありがとうございます。ご指摘のとおり、3871という数字は、動員人数でなく、チケット販売の人数です。

  2. 高崎大志

    いくつか本屋をあたって、4巻がどうにも入手できません。

    出版元に問い合わせたいのですが、HPでバックナンバーについての対応はお断りみたいなこと書いてあって、入手困難なようです。

  3. 荻野達也

    >高萩さん

    補足をありがとうございます。この連載が単行本化されることを期待しています。

    >高崎さん

    ということで、単行本になるのを待ちますか?(笑)

  4. 高崎大志

    4巻以外のバックナンバーは入手できたんですが・・・
    世の中がちょっと前の信頼関係に包まれている時代だったら、だれかコピーくださいというのですが・・・

    その部分を想像で補うようにします。

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