昨年、燐光群が沢野ひとし氏のイラストを使った宣伝用しおりを作成しましたが、前作に引き続きオノ・ナツメ氏のイラストを使っている壁ノ花団のしおりも魅力的です。「kanilla blog」に画像があります。私は同じキューカンバーが制作するGOVERNMENT OF DOGS東京公演で入手しました。
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文化・芸術による福武地域振興財団
財団法人文化・芸術による福武地域振興財団の助成ですが、具体例に「文化施設運営」などが明記されている地域活動助成事業は、事業助成の範囲を超えた運営助成のようです。申請書の支出内訳書には給与・賞与、福利厚生費の欄があり、団体の常勤スタッフ人件費も対象に出来ると思われます。
文化庁芸術団体人材育成支援事業(調査研究・情報交流)は全額支援
平成21年度文化庁芸術団体人材育成支援事業(調査研究・情報交流)の締切が迫っていますが、この事業は文化庁としてはめずらしく、支援金額が対象経費の2分の1や3分の1ではなく、「自己負担金の範囲内で、かつ委託対象経費の範囲内」としか書かれていません。ということは、収入がないなら全額支援してくれることになり、リスクゼロで事業の企画が出来ます。
対象となる活動は、「芸術家、芸術団体の活動概況や分析等に関する調査研究、年鑑の作成、国内・海外情報の収集・提供、国内・海外作品の翻訳紹介等の事業のうち営利を目的としないもの」なので、例えばアートNPOがカンパニーの実態調査をしたり、地域の演劇人を視察のために東京へ派遣することも、全額これで出来るわけです。これまで演劇分野では年鑑発行が中心でしたが、創造環境整備に広く使えるのではないでしょうか。
なお、データベース構築などは過去に認められていますが、ホームページ運用費は外部への再委託であっても経費に含められないとありますので(応募要領9ページ)、ネットを使った情報提供などは対象外と思われます。
『ぴあ』のミッション
『ぴあ』が11月6日発売号のリニューアルで、従来の網羅型からセレクト情報誌へと大きく編集方針を転換しました。創刊以来のコンセプト変更ですから、内部でも激論があったと想像しますが、ネット上ではネガティブな評価も目につきます。検索はWebに任せ、雑誌はレコメンドというのでは、ぴあをスピンアウトした『東京カレンダー』の7年前の予言そのままで、ぴあ社員も悔しいのではないかと思います。
-IST零番舘閉館について
-IST零番舘閉館については、劇場側が仲介人を依頼した塚本修氏が「最終的に-ISTフェスティバルの終了する来年1月末まではコメントをひかえたい」と書かれているため、部外者には窺い知れませんが、現時点で劇場側の情報共有ブログを見て感じたことを3点挙げておきます。
舞台芸術に「次回」はない
NHKによる舞台収録時の明かり漏れや雑音に対する苦情が2公演で指摘されています。他山の石にすべき、観客の方からの貴重な意見です。
続・『地域と演劇 弘前劇場の三十年』
長谷川孝治氏の『地域と演劇 弘前劇場の三十年』、Amazonに入荷しました。
「制作者のためのブックガイド」にも、これを機にカテゴリー「地域で演劇を続けるには」を新設しました。
(参考)
『地域と演劇 弘前劇場の三十年』
やれることは全部やる
「CoRich舞台芸術!」で、最近チケットの販売状況に合わせてタイトル部分を修正する公演が目立ちます。例えば本日だと、次のとおり。
電車は血で走る(31日当日券あり)(劇団鹿殺し)
ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)(ハイバイ)
紅き野良犬(残席わずか)(JACROW)
一覧では詳細が表示されないので、タイトルをこまめに修正するというのは、なかなかのテクニックだと思います。
なお、データベースとして蓄積されていくものですので、検索のことを考え、公演終了後は本来のタイトルのみに戻しておくべきでしょう。
fringeでは10月より、記事等で「CoRich舞台芸術!」の情報を併せて参照したほうがわかりやすいと判断した場合は、下記表示でリンクしています。
情報提供いただく場合も、「CoRich舞台芸術!」への登録済みを前提とさせていただきますので、ご注意ください。
『地域と演劇 弘前劇場の三十年』
以前ご紹介した弘前劇場主宰・長谷川孝治氏によるウェブ連載「弘前劇場の30年」が、早稲田大学演劇博物館「弘前劇場の30年」展に合わせて10月10日出版されました。『地域と演劇 弘前劇場の三十年』(寿郎社)です。
「ウェブサイトを持ってよかったのは、いつでもお客さんと交流ができるようになったこと」
制作者によるパソコンソフトの活用事例、その第2弾。
神戸のTAKE IT EASY!プロデューサー・水口美佳氏による「BiND for WebLiFE*」。これで公式サイトを作成されているそうです。インタビュー動画もあります。店頭で配られる販促パンフレットにも掲載されています。
同じく「BiND for WebLiFE*」で紹介されている京都の下鴨神社サイトも興味深いです。「これまでの『神社界』にはない、斬新なもの」という評価ですので、参考にしてください。
第1弾は「セミナー On The Net」でご紹介した、矢作勝義氏(世田谷パブリックシアター)の「ファイルメーカーPro」でした。