財団法人文化・芸術による福武地域振興財団の助成ですが、具体例に「文化施設運営」などが明記されている地域活動助成事業は、事業助成の範囲を超えた運営助成のようです。申請書の支出内訳書には給与・賞与、福利厚生費の欄があり、団体の常勤スタッフ人件費も対象に出来ると思われます。
助成金や補助金の多くが、使途を赤字補填を前提とした事業助成に限定し、間接経費を含む運営助成に使えない問題については、「ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。」の解説をご覧になるとよくわかると思います。
ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。
「制作企画料が補助金の対象経費に」
「助成を受けたプロジェクトが黒字になってもいい理由」
次回公募は4月です。地域の制作者――特に民間劇場、指定管理者になっているNPO法人、演劇祭などを企画している関係者などは絶対に申請すべきでしょう。他の助成金がカバー出来ない費目をこれで補うのもアリでしょう。
今年度採択された鳥の劇場とNAMURA ART MEETING実行委員会(小原啓渡氏)は、さすが感度が高いと思います。「TOKYOSCAPE」のときこの助成金があったら、とつくづく思いました。