作成者別アーカイブ: 荻野達也

鳥の劇場

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

中島諒人氏が出身地・鳥取市で旗揚げした鳥の劇場。地元の日本海新聞は、毎週水曜に「鳥の劇場便り・鹿の国から」(関係者が執筆)、毎月第2日曜に「創造都市鳥取を夢見て・中島諒人の演劇ノート」を連載中で、前者はすでに36回、後者は19回を数えています。

演劇人が地元紙に連載を持つのはめずらしくありませんが、2本も長期連載を続けるのは異例だと思います。

24日は鳥取初の「踊りに行くぜ!!」が開催されました。「JCDNうろうろ日記」が劇場の様子も含めて詳細にリポートしています。動員は県外からも含めて超満員の210名。打ち上げは近所の食事処から地元料理をケータリング。宿はもちろん鹿野温泉。これは読んでいてうらやましい内容です。

阿部寛氏の転機

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

阿部寛氏はいまでこそ評価されていますが、デビュー当時は本当に大根だったと思います。結婚発表で『はいからさんが通る』(1987年・東映)の映像がワイドショーで流れましたが、ご本人も経歴から抹消したいと思っていたのではないでしょうか(2004年にDVD化されてしまいました)。

続きを読む

『SAMURAI佐藤可士和のつくり方』

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

著名なアートディレクターである佐藤可士和氏をどうプロデュースしてきたかを、夫人でもある佐藤悦子マネージャーが語り下ろしたものです。こうした派手な広告の世界は小劇場と違うと感じる方も多いと思いますが、この本に限ってはアーティストとどう付き合うべきかという点で、非常に参考になる記述が散見されます。

世の中には、「アーティストは人生のエッジを歩んで表現を生み出しているのだから、作品が素晴らしければ私生活は問わない。社会との媒介はマネージャーが務めればよい」という考え方もありますが、この本で悦子氏は、

「新しいクリエイティブを生み出すためには自由でありたい」という、その自由の意味を、社会人であるなら履き違えてはならないと気をつけています。(p.137)
ひとりの社会人として当然と思われるレベルのところでは、“クリエイターだから何でも許される”といった勘違いはしてほしくないと思います。(p.192)

と語り、時間の厳守、挨拶やお礼の重要性、身だしなみのコントロールなど、どのような言葉で可士和氏に納得させたかを具体的に紹介しています。ジーンズで出席しようとしたパーティーをスーツに変えさせたこともあれば、場の趣旨によっては逆に派手な格好をさせることもあるそうです。

続きを読む

ダブルのカーテンコール

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

ONEOR8『ゼブラ』を11月11日マチネで観ました。カンパニー自らこれを代表作にすると宣言して再演したもので、非常にウェルメイドな作品だったと思います。同時期旗揚げのTHE SHAMPOO HATグリングが話題になる中、ONEOR8があまり目立たない感がここ数年ありましたが、それを払拭する話題性のある再演だったと思います。

続きを読む

小説を出版する劇作家たちへ

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

いま、小劇場ブームだと言われます。映像作品で小劇場系俳優の活躍が目立ち、芸能プロダクションが演劇制作に力を入れ、雑誌で数々の特集が組まれ、劇作家が小説を書いて文学賞の候補になっているからでしょう。けれど、これってブームなんでしょうか。他ジャンルが小劇場界を利用しているだけではありませんか。本当の意味の小劇場ブームは、劇場に足を運ぶ観客が増え、それに伴って公演期間が長期化し、カンパニーが芝居だけで食えることを指すわけで、劇場自体が活性化しない限り、ブームなんて言葉を私は使うべきではないと思います。

続きを読む