日本劇団協議会機関誌『join』の「私が選ぶベストワン2022」に参加させていただいた。間もなく発行される105号に掲載されるそうだ。
作成者別アーカイブ: 荻野達也
演劇の創客について考える/(32)作品の紹介だけでなく、劇場がある暮らしを伝えてほしい
やりがい搾取、チケットノルマ、演劇を「業」にすることを考えるとき、公演予算を共有することが必要だと思う
やりがい搾取やチケットノルマが問題になるとき、関係者で公演予算を共有出来ていないことが原因ではないかと感じることが少なくない。共有が出来ていれば相互理解が進み、こうした問題は起きにくくなるはずだ。さらには、演劇を「業」にすることを考える場合も、全員が公演予算をわかった上で話し合わないと、自分たちの道に進めないと思う。
『シアターアーツ』「2022AICT会員アンケート」さあ、もう一度、劇場へ
4月発行予定のAICT(国際演劇評論家協会)日本センター『シアターアーツ』(晩成書房)67号に掲載される「2022AICT会員アンケート」に参加させていただいた(以下、敬称略)。
「演劇を続けていくには」を考えるための表
どうすれば演劇を続けていけるのかは、当然ながら私自身も20代のころから考え続けている永遠の課題である。芸術なのだから、人の数だけ道があり、運が左右している面も大きいが、この問いをより複雑にしているのは、演劇が個人ではなく、様々な職能が集まった総合芸術だからという面がとても大きいと思う。特に公演ごとに集まるプロデュース公演、個人ユニットではなく、カンパニーとして集団を組織している場合に、この問題は重くのしかかる。
演劇の創客について考える/(31)SNSやブログへ転載出来る舞台写真を提供する
上演中のスマホ・私語に対して前説はどうあるべきか(ツイートまとめ)
上演中のスマホ、私語への対応について、これまで多くのツイートをしてきたが、参考となるよう主なものをまとめておきたい。新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」が登場してからは機内モードが推奨されるようになり、必ずしもこのとおりではなくなっているが、時計代わりに画面を光らせたり、連れの人に感想をしゃべるなど、注意喚起すべき点は多く残っていると思う。
演劇の創客について考える/(30)関係ない他県の公演を無料体験させる、金沢21世紀美術館の画期的な「劇的!バスツアー」
民間劇場が支援対象になるよう、「意思のある貸館」なら劇場のクレジットを入れよう
文化庁「ARTS for the future!」などの申請を通じて、チラシには主催のクレジットを入れることや、公演期間は月日だけでなく年を入れることが浸透してきた。つくり手から見たら上演団体=主催者が当たり前でも、第三者から見たら主催なのか、買取公演なのか、制作だけ請け負っているのか、クレジットがないと判別がつかないのだ。開催年も同様で、過去の実績を示す場合にいつ開催されたのかがわからない。
『シアターアーツ』「2021AICT会員アンケート」再演の魅力と可能性を実感
4月発行予定のAICT(国際演劇評論家協会)日本センター『シアターアーツ』(晩成書房)66号に掲載される「2021AICT会員アンケート」に参加させていただいた。