この記事は2021年1月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



国内の4分の3の地域での演劇活動を考えるセミナーに注目しています。

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

Pocket

 大都市以外での演劇のあり方を模索するトークライブがオンラインで開催されるそうです。舞台制作PLUS+|制作ニュースで知りました。

舞台制作PLUS+|制作ニュース
http://seisakuplus.com/news/?p=49741

10年、地方都市で劇団をやっていて、よく聞かれる質問「なぜここで演劇を?」
一応その答えとしては「ここで生まれてここに住んでいるから」と答えてきた。
ただ、一つもやもやしたものが残った。
「自分は本当にこの街の劇団なのだろうか?」
この町にも歴史があり、文化がある。しかしそこに住んでいるだけでその一員になれるわけではない。
本当の意味の地方都市の演劇というものがあるはずではないだろうか?
そして、それはいったいどういうもので、どういう態度でそこにいればいいのだろうか?
このコロナ騒ぎで、演劇をやる意味を強く問われたこの時代によりつよく自分たちが
なぜ演劇をするのか?そして、どうやって演劇をするのか?を考える必要があるのかもしれません。
​よければ、みなさんのお力を貸してもらえませんか?

 北海道・宮城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県を除いた県を対象としているようです。
 都道府県のカウントで言えば日本の4分の3にあたる地域の実情について語られるものになるでしょう。

 私はこのブログで「東京がトップの座から落ちてはいけないが、現在は集中・独占が過ぎており、一極集中を緩和すべき」ということをかさねて主張してきました。このような動きを期待していただけに、たいへん注目しています。

 サイトには対象となる地域劇団からのアンケートの結果が公表されています。
 設問の設定や集計の仕方など、明確な問題意識や地域で活動する劇団の現実が伝わってくるようであり、当日のトークライブが楽しみになります。

 私もこのトークライブでは、大都市側に入っておりますが、国内の演劇シーンへの理解を深めるためにぜひ勉強させていただきたいと思っています。

 地方演劇を真面目に考える会
 https://his19732002.wixsite.com/talklive