盛岡市を本拠とする現代時報のウェブサイトがよく出来ています。
サイト全体をMovable Typeで構築し、その分デザインの制約は受けていますが、ウェブログでここまで出来るという好例だと思います。宣伝美術、照明、ウェブ担当の専任スタッフを抱えていることが大きいと思いますが、「技術部アーカイブ」というスタッフワークや作品の背景を楽しめるコラムまであります。なかなかのセンスで、ありそうでちょっとないコンテンツです。
特に注目したいのが上演記録で、画像は舞台写真だけでなく、舞台美術の全体像がわかるものも掲載。公演チラシやDM、当日パンフも解説付きで紹介しています。ここまでやっているサイトはめずらしいと思います。印刷物の画像が拡大出来るともっといいですね。
盛岡市内のカンパニー数は20強と聞いていますが、ネット上で拝見する限り、その数以上に盛んな印象を受けます。演劇ポータルサイトも複数ありますし、盛岡市文化振興事業団の働きが目立ちます。地域創造初年度(1994年)採択の「演劇の広場づくり推進事業」が原点で、劇評通信「感劇地図」や盛岡市民演劇賞(旧もりげき演劇賞)、名高い「もりげき八時の芝居小屋」もここから始まったのですね。
他都市もぜひ参考にしてほしいと思います。
現代時報の高村と申します。
ピックアップしてくださり本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。
盛岡は演劇を創るうえでの環境がよく、私たちもその恩恵をうけています。
あとはいかにして水準をあげていくかが課題となっていると思われます。
来年は初の東京公演も予定しておりますので、日々精進を重ねていきたいなと。
今後ともよろしくお願いします。
現代時報は首都圏在住の劇団員が3名いらっしゃるようで、心強いですね。これは東京公演しなきゃダメでしょう。ぜひ長めにやってください。