芸術文化振興基金、平成21年度助成対象活動の決定についてが公開されています。
平成19年度は、総額で約16.7億
平成20年度は、総額で約16.5億
これに対して、平成21年度は、総額で12.9億となっています。
約20%の総額の減少となっています。
芸術文化振興基金は約650億円の原資の運用益をもって助成金を払っているとあります。決算期の設定によって変わってくるのでしょうが、世界同時不況の影響がこういうところにでたのかもしれません。
これほど大幅な減額の場合は、その理由については公式になんらかの説明があっても良いだろうと思います。この影響がどういうところに出るのかはわかりませんが、すくなからぬ影響が出ることは想像に難くありません。
今回、助成決定の書類では、助成対象団体の団体所在地名が明記されることになりました。
以前、このブログでも書きましたが、芸術文化環境の格差を調べるため、都道府県別の助成金額を知りたいと思っていました。それで、FPAPは2,3週間ほど前から文化庁にその情報提供の打診をしていました。
今回の発表で平成21年度分については、その調査をすすめることができそうです。
私どもからの打診に応えてもらったのかどうかはわかりませんが、この判断には深く感謝したいと思います。