3月27日に、芸術文化振興基金の採択内定状況が公開されていました。
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/kikin/26/26138.html
このうち、現代舞台芸術創造普及活動(演劇部門)の採択を東京・非東京にわけてグラフ化したものが、以下の表です。
棒グラフは内定額の総額 青線は非東京の件数ベースでの比率 ピンクは金額ベースでの比率です。
東京都以外の団体は、件数ベースで微減、金額ベースではほぼ横ばいになっています。
劇場費や人件費の単価の違いを念頭に置けば、件数の比率と金額の比率に差があるのはやむを得ない面があるかもしれません。
いろんな立場からの意見があるでしょうが、私は、東京という地域の重要性や特殊性を考慮するとしても、全予算の50%程度が東京に配分され、残りの50%程度を東京以外の地域に配分するのがバランスのいいあり方だという立場です。
文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)を含めると、この格差はもっと開くものと思われます。
今年は一旦足踏みとなりましたが、応募する側・採択する側が一層努力し、公平な配分の状況が実現することを願っています。
(参考)
芸術文化振興基金総額の推移
平成19年度 総額 16.7億
平成20年度 総額 16.5億
平成21年度 総額 12.9億
平成22年度 総額 15.6億
平成23年度 総額 15.0億
平成24年度 総額 13.3億
平成25年度 総額 12.1億
平成26年度 総額 11.7億
芸術文化振興基金5年間の都道府県別採択状況に思う
http://fringe.jp/blog/archives/2013/03/30131700.html