この記事は2008年3月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



支援者(団体)の厚みの違い4

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

Pocket

今回はマスコミ等について考えてみたいと思います。

マスコミが小劇場演劇の支援者(団体)と呼べるかどうかは、議論があるかも知れません。公演をより多くの人に伝える機能を有していることには間違いが無く、この機能という点で、地域間の格差を考えてみたいとおもいます。

シアターガイドなどの演劇専門雑誌の存在があり、やはり首都圏の環境がリードしていると思いますが、よっぽど規模が大きな公演は除き、露出の機会数(需要)と掲載依頼をする劇団数(供給)の関係で、他の項目のように顕著な地域間格差はみられないように思います。

まずはテレビですが、通常の小劇場演劇公演でこの媒体を利用できる機会は地域によらずかなり限られているようです。この点はほぼ差がないように思います。小劇場演劇の役者がテレビで露出する機会が、首都圏にだけあることはありますが、直接の情宣機会とは違うものとして考えたいと思います。

新聞でいうと、これは地域の方が掲載の可能性は高いようです。
といっても、最低限紙面作りをしている新聞社が必要です。県庁所在地クラスまでは、首都圏以外の地域の方が有利でしょう。

また、演劇公演情報の掲載があるフリーペーパーは政令指定都市クラスまでは、首都圏と地域で大きな差はないようです。