休演日がないこと自体は賛否両論あると思いますが、1か月間休みなしでロングランを続けた劇団サーカス劇場は、きちんと記録されるべきでしょう。台風は覚悟していたはずですが、急病交代までは想定していなかったのでは。
普通ならやむを得ず休演にするところですが、演出家自ら音響オペから舞台に立ち、1ステージたりとも欠かさなかったのは執念を感じます。公表されている以外にも多くの危機があったと想像しますが、日程終盤に訪れても声量を保ったまま演じ続ける俳優たちのエネルギーに、小劇場を観始めた日々を重ねました。
下高井戸と青の奇蹟、そこにサーカス劇場のなんと似合うことか。