TOKYOSCAPEプレイベントの一環で行なわれた、東京ワークショップの成果発表を観ました。
東京ワークショップはセゾン文化財団森下スタジオで、5名の演出家がそれぞれ4時間×4コマの日程で進められました。共通のテキストとして夏井孝裕氏(reset-N)『knob』が使われましたが、発表では同じモチーフでもここまでバラエティに富んだ内容になるのかと思うほど、各演出家の手法や世界観の伝わる舞台となりました。
具体的な内容は「しのぶの演劇レビュー」「踊る芝居好きのダメ人間日記 」が詳しいので、そちらをご覧ください。両者とも書かれていることですが、同じ戯曲から紡がれた異なる小作品を、演出家の解説付きでまとめて観る機会というのはそうはなく、得難い体験をしたと思います。
来週からは、京都ワークショップとオムニバス公演「TOKYOSCAPE SHOWCASE」が始まります。師走の多忙な時期ですが、こういう企画はちょっとないと思います。俳優生活の中で、芝居漬けになる年末があってもいいではありませんか。連続受講すれば最大3種類の演出家と出会えることになり、大きな刺激になるでしょう。ストレートプレイだけでなく、コンテンポラリーダンスの方にも参考になる内容ですし、キャリアを問わず受ける価値があると思います。
有料のワークショップは関西ではまだ抵抗があるかも知れませんが、これだけの経験をするのにいくら必要かを逆算すると、行政の事業でない企画としては格安だと思います。どうか、この機会を逃さないでください。受付は、各回前日夜まで延長されています。
チケット騒動の顛末
で、トーキョースケイプのチケットが届かないと書いた件。
事の顛末を記しておきます。
結果的に、チケットは無事私の家まで送付されてきました。
当日は、何ら問題なく観劇を楽しむことができました。
でも、京都の演劇界に於ける制作者に対する私の不信は
今回…