この記事は2005年5月に掲載されたものです。
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100円ショップの乾電池

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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100円ショップで売られている乾電池は、他のメーカー品に比べて容量が少ないのか――この疑問については明らかに少ないという意見と、メーカーが別仕様の製品をつくるほうが大変なので同じはずという意見があり、長年生活者を惑わせてきました。演劇でも乾電池はよく使いますし、特に機材に使うものは1ステージごとに新品と交換します。消費量も多いので、気になる方もいると思います。

こういうことは『暮しの手帖』が商品テストしているはずと思ったら、やはりしていました。2004年4・5月号「単三形アルカリ乾電池の力くらべと電池の回収について」で、結果はほとんど同じだったようです。ネット上で比較実験したサイトとしては、All About「節約・やりくり」の「100円電池 VS メーカー電池」があります。結果はこちらもほぼ同じでした。きちんと数値を出した実験としては、個人の方が「100円電池は使えるのか?」を発表しています。ダイソー青ラベルはコストパフォーマンスが非常に高く、パナソニックのアルカリに匹敵するようです。

こういう結果を見るとダイソーなら使えるのではと思えますが、100円ショップはその性格上、商品の回転や変更が激しく、同じ商品が安定供給される保証が全くありません。ダイソーのサイトにもはっきり書かれています。ダイソー青ラベルが、同じメーカーでつくられた青ラベルである保証がないわけです。

トラブルが絶対に許されない舞台の本番であることを考えると、リスクを一つでも軽減するためメーカー品を使うのは当然のことと言えるでしょう。