この記事は2010年2月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



「CoRich舞台芸術まつり!2010春」応募〆切は2/22(月)、あと一週間です!

カテゴリー: しのぶの東京晴れ舞台 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高野しのぶ です。

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 2010年3月より「CoRich舞台芸術まつり!2010春」が開催されます。ただいま参加団体の応募受付中!応募〆切は2/22(月)あと一週間です。⇒応募状況
 第1回から審査員をつとめさせていただき、今年で4度目になります。継続開催されていることを心から嬉しく思っております。⇒fringe TOPIC ⇒シアターガイド演劇ニュース ⇒2007年グランプリ ⇒2008年グランプリ ⇒2009年グランプリ

 これまでCoRich舞台芸術!を有効活用してきた団体は、簡単に応募準備が整うと思いますが、初めての方は概要(特に「応募について」)をよく読んで、〆切ぎりぎりになる前に準備をしてくださいね!
 ※応募条件は変わっていませんので、これまでのfringe blogエントリー(⇒2007年 ⇒2008年 ⇒2009年)もどうぞ参考になさってください。

 「CoRich舞台芸術まつり!」は全国の舞台芸術団体を対象としたフェスティバルで、参加団体に一切費用がかかりません。グランプリ受賞団体の賞金は100万円(次回公演資金として)。昨年からグランプリに加えて準グランプリ俳優賞が創設されました。

 応募対象となる作品の重要なポイントは下記です。
 ・応募作品が2010年3月から5月までに日本国内で上演される舞台芸術公演(会場客席数300席以下)であること。
 ・2010年12月末までに応募作品の次回公演の上演予定があること。※グランプリを受賞した場合、次回公演がスポンサード公演になります。

 審査員5名の内、今年は2名が新しい方になりました。世田谷パブリックシアターの矢作勝義さんは劇場の企画(例:シアタートラム・ネクストジェネレーション⇒)に携わるのはもちろん、ポスト・パフォーマンス・トークの司会、助成金申請関連セミナーなどの講師もされています。fringe blogで紹介されたこの記事からは“劇場の何でも屋”であることがよくわかります。
 演劇ライターの鈴木理映子さんは元シアターガイド編集長で、雑誌・パンフレットの編集なども手がけてらっしゃいます。最近ではフェスティバル/トーキョーの分厚い冊子を編集・執筆されました。大駱駝艦のフランス・ツアーに同行するほどの「舞踏LOVE」な方です。

 fringe blogにも書かせていただいている中から、応募の際の重要なポイントをまとめてみます。
 ・「公演に携わっています」に5人以上のCoRichメンバーが登録することが必要です。申込者はそれに加えて「団体に所属しています」への登録が必要です。団体で協力して応募してください。
 ・「将来のビジョン」「応募公演への意気込み」「次回公演について」の3つの文章はとても重要です。インターネット上に公開され誰もが読めるものですので、大いにアピールしてください。
 ・CoRich舞台芸術!に登録された公演情報、公演へのクチコミ、舞台写真、動画、「お気に入り団体」に登録しているCoRichメンバーの数、そして団体の公式ホームページも審査対象です。早めに応募して、登録内容を充実させてください

 応募団体の中から第一次審査へと進むのは10団体です。芸術団体や観客の数は東京都の一極集中状態ではありますが、都道府県ごとの応募総数の割合から、不公平のないように選出されるようになっています。つまり東京都以外からの応募が多ければ、それだけ東京都以外の団体が選ばれる可能性が高まります。審査に通過した公演は、どこであろうと審査員の方から観に伺いますので、全国各地の芸術団体の皆さま、ぜひ応募してください!fringe blogの筆者でもある高崎大志さんもご自身のブログに書いてくださっています。

 開設から3年経ち、CoRich舞台芸術!は観客のクチコミが集まるオンタイムな情報ポータルサイトとして、認知度がさらに高まっています。また、団体、公演、劇場情報が関連性を持った形で記録される情報蓄積サイトとしても、ますます威力を発揮するようになってきました。
 最近流行しはじめたツイッターでは、高崎さんが「(CoRich舞台芸術!における)地域の演劇情報の集積が他地域との窓口になる」と発言し、それに応えて落合由人さんが「情報登録の動機が自地域に向いたものだとしても、自動的に他地域にもつながってしまうことがCorichの良さだ」と付け加えられています。各地の舞台芸術活動を盛り上げる手段の1つとして、CoRich舞台芸術!を使いこなし、利用し尽くしていただきたいと思います。