この記事は2010年2月に掲載されたものです。
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広島に劇場費無料の演劇祭登場

カテゴリー: フリンジのリフジン | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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広島文化財団アステールプラザが開館20周年ということで、初の「HIROSHIMA演劇祭」を2011年1月14日~3月13日に開催する。公演規模に応じた3会場を最長5日間無償提供(うち仕込み・バラシで2日間)するもので、リージョナルセレクション(他地域)2団体、レジデンスコレクション(広島)2団体を公募中だ。2月28日必着。

リージョナルとレジデンスを組み合わせる発想は、同劇場が1996年度から続けてきたプロデュース公演と人材育成の「演劇引力廣島」、招聘公演「芸術劇場シリーズ」の成果を踏まえたもの。リージョナル/レジデンスそれぞれに注目した企画は全国で増えているが、両者をうまくバランスしたものはまだ少ない。合評会が伴う「C.T.T. Selection」もよい影響を与えているのではないかと想像する。

演劇祭というものは、とかく参加することだけが目的になり、参加団体同士の交流が希薄になりがちだ。同時開催される地域交流プログラムで、この辺をどうフォローするかが主催者の腕の見せどころだろう。

劇場費無料の公募企画はこれまで広島ではなかったもので、広島公演を希望している他地域のカンパニーにとっては千載一遇のチャンスだろう。2011年2月11日(祝)~2月13日(日)の日程を選べば3連休で、本拠地を離れる負担も軽減されるのではないか。

広島では、同じ広島文化財団が運営する広島市南区民文化センターの演劇マネジメント活性化事業「劇×魂B.E.a.T.」も地道に継続されている。二つのセンターが独自性の高い自主事業を並行しているわけで、頼もしい展開だ。

C.T.T.はちょうど朝日新聞に長めの総括記事が掲載されたので、併せて紹介しておく。

asahi.com「試演会、地方で広がり 京都発、演劇・ダンスの『訓練』」
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201002150146.html