ポストパフォーマンストークを略すな

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青年団の松田弘子氏が公開日記で過去2回、「ポストパフォーマンストーク」を「ポストパフォーマンス」と略す人がいるくらいなら「アフタートーク」でもいいという趣旨のことを書かれています(2006/9/28付2007/2/12付)。確かにそのとおりで、「ポストパフォーマンストーク」を使うからには略してはいけないと思います。

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蜻蛉玉『頂戴』とホスピタリティ

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蜻蛉玉『頂戴』を3月31日ソワレに観ました。2005年の『ニセS高原から』でこまばアゴラ劇場は使用していますが、単独の本公演としてはこれが初めてになります。

女性らしい繊細な感性の作品で、現在と過去の心象風景が交錯する独特の文体が構築されつつありました。世界観はよく伝わってきましたが、物語を求める私にはやや厳しい面もありました。イメージの積み重ねが悪いわけではありませんが、現段階ではそれが頭でっかちに思えます。そう思わせないための技法をこれから磨いてほしいと思います。五反田団を連想するとの指摘も散見しますので、それも含めてさらなる差別化が課題でしょう。

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世界の演劇ニュースが日本語で読めるサイト

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 フランスに演劇留学中の日本人の方から“世界の演劇ニュースが日本語で読めるサイト”を教えていただきました。AFP BBニュースのエンターテインメントの中に、「演劇」カテゴリーがあるのです。福岡でただいま上演中のギンギラ太陽’s公演の記事もありました(CoRich舞台芸術!にもクチコミがいっぱい上がってますね。観たいな~!)。

 カテゴリーに「演劇」とはっきり書かれていることに感動!ぜひmixiにも演劇カテゴリーを増やしていただきたいです。『mixi のカテゴリに「演劇」を!』(足跡にご注意)というコミュニティーもあるんですよ。

シアターウエディング

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能の世界を身近に感じさせるニュースが2本続きました。

まずは、東京郊外の遊園地・よみうりランドで5月12日~13日に観世流の薪能が行なわれます。園内にある多宝塔が改修された記念ということですが、読売新聞東京本社版4月16日付夕刊によると、開演前にシテ方自ら解説をするそうで、遊園地での開催と併せてめずらしいとしています。

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データベースに登録しているか

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東京都生活文化局が2002年に開設した「TOKYO ART INDEX」が、4月から「Tokyo Art Navigation」にリニューアルしました(運営は東京都歴史文化財団)。「アーティストファイル」に登録されている演劇団体は現在48件。いま登録すると目立つのではないでしょうか。

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絶対に棄権するな

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統一地方選挙後半戦の投票日を迎えますが、必ず投票してほしいと思います。

演劇関係者は本番や公演準備で棄権する人が少なくないと感じますが、いまは期日前投票(不在者投票)も簡単に出来ますし、投票所も早朝から空いています。

格差社会に疑問を感じているなら、まずは選挙で意思を表明してください。選挙に無関心で棄権する人が格差社会を嘆くのは、私はナンセンスだと思います。

劇団衛星に捧ぐ

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北國新聞4月7日付朝刊に、「金沢市の茶室 死蔵状態はもったいない」と題する社説が掲載されました。

金沢は茶道が盛んで、市内に大小約300の茶室があり、金沢市が管理するものも18あるそうです。しかし、その利用実態は月1回や年数回が大半で、記事は「活用していないのは、もったいない限り」と嘆き、茶会でなくても演劇やアートの発表の場として使えないかと提言しています。

これはお茶会演劇を続けている劇団衛星のためにあるような記事だな、と思いました。個人邸の茶室の数でも、京都より金沢が多いそうです。

スタジオジブリ『熱風』に高萩宏氏が連載

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スタジオジブリの月刊広報誌『熱風』に、2月号から高萩宏氏(世田谷パブリックシアター制作部長)が「夢の遊眠社と僕と演劇プロデューサーの仕事」を連載しています。同社サイト「出版部だより」の2月17日付によると、同誌が2005年5月号で組んだ特集「僕が演劇を続けてこられたわけ」が縁で、膨大な資料を駆使した80年代回顧録が始まったようです。ちなみに「僕が演劇を続けてこられたわけ」は、高萩氏のほか渡辺昭夫(こまつ座)、成井豊(演劇集団キャラメルボックス)、佐藤信の各氏が登場しました。

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演出家が正しいとは限らない

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制作者の岩佐暁子氏が、個人ブログ「gunlog」で「テロリストの悔恨」という文章を書かれています。小鳥クロックワークを解散した西悟志氏によるユニット「TextExceptPHOENIX+steps」(略称・TEP+steps)の第1回公演『ニッポニアニッポン』の劇中シーンについて触れたものです。

この文章だけ読むと正論に思えますが、私はこの作品を観た者としてこのシーンは悪趣味に感じ、周囲にもその旨を伝えました。それはテロを信じるとかのレベルではなく(台詞や演技自体にリアリティがなく、すぐ演出効果だとわかりました)、この作品にこの表現が不可欠であると感じなかったからです。このシーンを批判している人は、「誤解」や「テロを騙ったからダメ」ではなく、「必然性を感じなかったからダメ」と思っているのではないでしょうか。

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演劇情報サイト・ステージウェブのインタビュー動画がすごい!

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柾木博行さんが編集・運営されている演劇情報サイト・ステージウェブに、超充実の演劇人インタビュー等が動画で掲載されています。パソコンから無料で見られますので、ぜひ!

4月から5月にかけて東京(およびフランス、中国)で『別れの唄』、『東京ノート』、『下周村』と上演がつづく、青年団・平田オリザさんのインタビューは必見!