『図書館戦争』で知られる有川浩氏がメディアワークス文庫に書き下ろした『シアター!』(2009年12月発行)を読んだ。筆者あとがきによると、アニメ化された「図書館戦争」の声優・沢城みゆき氏が、Theatre劇団子(本拠地・東京都杉並区)の準劇団員でもあり、その関係で小劇場に興味を持ったらしい。取材協力としてTheatre劇団子、東京セレソンDX(本拠地・東京都渋谷区)がクレジットされている。
アスキー・メディアワークス
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『図書館戦争』で知られる有川浩氏がメディアワークス文庫に書き下ろした『シアター!』(2009年12月発行)を読んだ。筆者あとがきによると、アニメ化された「図書館戦争」の声優・沢城みゆき氏が、Theatre劇団子(本拠地・東京都杉並区)の準劇団員でもあり、その関係で小劇場に興味を持ったらしい。取材協力としてTheatre劇団子、東京セレソンDX(本拠地・東京都渋谷区)がクレジットされている。
これは、私の周りだけの現象なのかも知れないのですが、ここ数年、地域で演劇企画をおこない講師等を招聘する場合、首都圏以外の地域で活躍する演劇人を起用するという傾向を感じます。
明確に自覚しておこなっているのか、無意識のうちにやっていることなのかはよくわかりません。
この流れの中で、特に京都の演劇人の他地域での活躍は、目を見張るものがあります。
インターネットが発達する前は、東京以外の地域演劇の情報はほとんど流通していませんでいした。情報手段の発達により、東京以外の他地域の情報がはいり、選択肢が増えたということが出来るかも知れません。
その他、札幌福岡演劇交流企画Meet’s2007であったり、西日本の地域連携であるC.T.T.であったり、九州7県の演劇人ネットワークによる九州演劇人サミットであったり、地域間交流の企画も活発化しているといえるようです。
昨日、福岡の映画館でゲキ×シネ「蜉蝣峠」を拝見しました。
ゲキ×シネをみるのはこれで2回目ですが、まちがいなく一見の価値ありでしょう。
もちろんライブの舞台とは違うのですが、映画ならではの良さもありライブに勝るとも劣らない見応えがあります。
ゲキ×シネの可能性や影響については、また別の機会があれば論じるとして、ライブじゃないから・・・と食わず嫌いしていた方は、とにかく一度ご覧いただくことをオススメします。
2010年元日から鳩山由紀夫首相がツイッターでつぶやきはじめました(アカウントは@hatoyamayukio)。テレビ局も視聴者との双方向のコミュニケーション手段として活用し始めています。舞台の制作者もそろそろ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
私はツイッターを使い始めて数か月になります。今では友人とのウェブ上のコミュニケーション・ツールとしてアクセスしない日はありませんし、私にとっては信用できる情報収集の手段、および勉強の場ともなっています。ツイッターを見ている時間が長くなりすぎて、少々困ってもいるのですが(苦笑)。
地域で行われる制作者育成講座は、自立して自発的に活動できる制作者を育成することが最終目的であることは疑いがないでしょう。
しかしながら、そういうはっきりした成果がなかったとしても、目的を果たせていないということはできません。
自立自発活動ができる制作者が現れるということを1.0の成果とするならば、その過程である0.3や0.8ポイントの成果も評価されてよいでしょう。
1.0の結果を出すのは、政令指定都市クラスでも5年くらいの時間が必要です。
先日、福岡で東京劇術劇場副館長の高萩宏さんの講義が行われました。
私が興味を持つ話が多く、たいへん面白く拝聴しました。
その中の一つに劇場の経営者・総務系の責任者となれる人材が少ないという話がありました。たしかにこの職能はプロデューサーとも芸術監督とも違うものかもしれません。
オリジナルグッズの発注方法をまとめた『グッズづくりのイエローページ』(グラフィックス社)が出た。『デザインのひきだし2』(2007年)のグッズ特集が好評だったことから企画されたようだ。他誌でもよく見かける内容だが、単行本としてまとめたものはめずらしい。
先日、京都府北部にある町、舞鶴に行ってきました。
事業仕分けへの意見についてです。
サイトでの情報も分散しているし、項目も多く、どこが意見の対象となるべき議論の焦点なのかがわかりにくいですね。
私も、なんとか小一時間ほどの時間をとり、ざっと目を通すことができました。
急ぎのことなので、おおざっぱな理解でよくわかっていない部分があるのですが、事業仕分け意見のキーワードをずばり書いてみます。
行政刷新会議事業仕分けは、多少の飛躍した理論でもなんでも、予算削減という結論になっているようです。
予算削減という結論が最初からあるかのようです。その性急さ論理飛躍に少々恐ろしさを感じます。
舞台芸術団体にとって、もっとも影響が大きいのは、
「事業番号3-4 (独)日本芸術文化振興会関係 」でしょう。
ワークグループの結論としては、芸術文化振興基金事業、芸術創造・地域文化
振興事業を含め、「圧倒的に予算を縮減したい」とのことです。
これに対する、意見の送付先は、下記の通りです。
宛先 nak-got@mext.go.jp
件名 事業番号3-4 (独)日本芸術文化振興会関係
国内の演劇関係者の意見送付をぜひおねがいしたいとおもいます。