次代の文化を創造する新進芸術家育成事業の公募情報が公開されました。
赤字補填の制約から脱却し、応募できる事業の幅が広がったことは高く評価されるべきだと思います。
募集期間が短くなっていますが、制度改善に伴う今年度に限定されたものとして受け止め、全体としてはこの改正を評価したいと思います。期間が短いことはなにより事業担当者に忸怩たる思いがあるはずです。
とはいえ公開された企画提案要領に、やや違和感を感じる部分があります。
それは(1)趣旨に記載された
「本事業は、新進芸術家等が基礎や技術を磨いていくために必要な舞台などの実践の機会や、広
い視野、広い見聞、広い分野に関する知識を身につける場を提供するとともにその基盤整備を図
り、次代を担い、世界に通用する創造性豊かな新進芸術家の育成等に資するものです。」
のうちの下線部分です。