カテゴリー別アーカイブ: fringeのトピック以前

『世界一やさしい問題解決の授業』

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ロジックツリーを中高生向けにわかりやすく説明したもので、社会人には物足りないと思いますが、それでも私が紹介するのは、本書に取り上げられている「中学生バンド『キノコLovers』を救え!」の事例(コンサートに聴衆を集めたい)が、制作者にプロモーションの原点を思い出させてくれるからです。

ホームルームに各教室を回って宣伝させてもらったり、黒板にコピーを書いておくなど、自分たちに出来ることはなにかを考え、それを実行する大切さを思い出させてくれます。観客が入らないことについて、著者のサイト「問題解決キッズ」にある「“どうせ、どうせ”子ちゃん」のように考えている制作者が多いのではないでしょうか。

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺 健介
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 750

下北沢で駅貼りポスター

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OFF・OFFシアターで上演中のMU『きみは死んでいる/その他短編』が、下北沢駅の京王線ホームに駅貼りポスターを出しています。公演期間(8/15~8/20)に合わせ、掲出期間は8/6~8/20とのことです。

井の頭線下北沢駅のB2ポスター掲出料は1週間13,500円ですから、2週間で27,000円になります。今回15日間ですが、京王は土日祝は貼り替えをしないので、そのタイミングでうまく収まったのでしょうか。1枚から扱っている代理店もありますので、こういうところを使えば劇場最寄り駅にポスターを貼るのも簡単だと思います。

演出の都合で空調を切るな

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小劇場に足を運んでもらうためにハード面でしなければならないことは、イスの改善と空調の完備です。いずれも劇場設備に関することですが、使用するカンパニーの運用で大きく変わる場合があります。

イスがあるのに敢えて桟敷にする、空調があるのに止めるのがその代表です。桟敷は「縦の見切れ」を防ぐ効果もありますので、一概に悪いとは言えませんが、アングラな雰囲気を出すためだけに桟敷にするのは時代錯誤だと思いますし、観劇人口を増やすという大命題の前には、極力イスにすべきだろうと思います。

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人は1年で変わる

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人は1年あれば変わります。いま演劇に全く関心のない人、むしろ演劇は嫌いだという人が、1年後にはバリバリの小劇場通になって、「ペニノ維新派には通じるものがあるね」などと語っているかも知れません。

私自身が体験した嗜好の変化をご紹介すると、私は昨年6月まで芋焼酎を全く飲みませんでした。むしろ嫌いでした。時期をはっきり覚えているのは、昨年5月23日のPmP2006事務局顔合わせで、庭劇団ペニノの野平久志氏が「最近、芋焼酎に凝っているんですよ」と言ったのを聞いて、「世の中には物好きもいるものだ」と思ったからです。

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無印良品チケットケース

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無印良品に「チケットケース」というのがあります。オレフィン製に加え、最近帆布製が出たようです。

その名のとおりチケットを入れるもので、ほかにも細々した紙片類を持ち運ぶのによさそうです。ここまでならよくある商品ですが、数本だけ入るペンケースと一体化しているのが特徴です。写真のファスナーを開けると、折れ曲がりの部分までペンケースになっています。

手売りチケットを持ち歩く制作者にとって、劇団員との受け渡し記録や伝票の発行等で、ペンはセットになる存在でしょう。制作者向けのケースではないかと感じました。

あの人だれドットコム

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演劇制作を支援するシステムをつくりたいという若い人と会いました。話しているうちに、私がその場で思いついたアイデアがあります。データベース構築の知識があれば、さほど難しくなく実現可能だと思います。観劇人口を増やすためにぜひ実現してほしいので、ここに広く公開します。

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貧乏なのは本人の問題

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TBS系「R30」(金曜24:40)8月3日放送分ゲストの古田新太氏が、役者が貧乏の代表のようにテレビで扱われることについて、「単に働いていないだけで本人の問題、役者全体がそう思われるのは心外」との趣旨の発言をしていました。全くそのとおりだと思います。古田氏自身は寝る間を惜しんでバイトを掛け持ちしていたそうです。

『大人計画社長日記』文庫化

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長坂まき子氏の『大人計画社長日記』が文庫化されていますね。まだ読んでいない方はどうぞ。我が家は単行本を私と家人がそれぞれ買ってしまい、2冊あります。

(参考)
長坂まき子氏、一挙に露出

大人計画社長日記 (角川文庫)
長坂 まき子
角川書店
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岡山デスティネーションキャンペーン

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JR関係の観光キャンペーンは多数ありますが、中でもJRグループが総力を挙げて送るデスティネーションキャンペーンは一味違います。その地域に関心がない人をも呼ぼうという気迫がみなぎっています。冬の京都は固定ですが、それ以外は数年前から準備が始まり、今年は千葉(2月~4月)、岡山(4月~6月)、北東北(7月~9月)、山口(7月~9月)と実施されています。自治体も誘致に必死のようです。

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なぜ、そんなに行政に頼るのか

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読売新聞大阪本社版7月24日付夕刊の「間奏曲」欄に、「精華小跡地、処分検討地入り 大阪文化復権へ協議尽くせ」という記事が載りました。大阪市の売却方針発表を受けてのもので、インターネットやクチコミで「売却決定」が先走り、演劇関係者に波紋が広がっているが、様々な活用案や10年もの期間があるのでじっくり話し合えばよいとの内容です。(聡)の署名入りです。

これだけ見ると正論に思えますが、記者は大阪市の劇場事情や文化行政の歴史を知った上で書いているのでしょうか。大阪市の文化行政は、短い期間で見れば評価すべきものもありますが、一貫した方針や継承されるポリシーがなく、演劇関係者は何度も期待を裏切られているはずです。最近ではフェスティバルゲート売却がよい例で、ここも10年と言っておきながら5年余りで破綻しました。記事中の「幸い処分検討期間として10年間の時間がある」という文章が、空々しく思えます。

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