作成者別アーカイブ: 荻野達也

劇場がないと嘆く人たちへ

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「東京の劇場では公演しない」と宣言しているOrt-d.d主宰の倉迫康史氏が、公開日記で注目すべきことを書かれています。

今、指折り数えてみて気付いたのだが、20万以上の会場費を払ったのは、Ort以降は唯一、『水の中のプール』のアゴラ劇場にだけだ。あとは無料か、高くても18万円ぐらいの会場費で納まっている。まあ、その分、交通費やら宿泊費はかかるようになったんだけど(笑)。

20代の劇団時代、会場費に40万も50万も出して未熟な芝居を発表していた自分はいったい何だったんだろうと思う。もう、ホントにバカだったよ。そのお金はもっと有効に使えたはずなのに。

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展示会での演劇

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「しのぶの演劇レビュー」によると、高野さんはお仕事で東京ビッグサイト(有明、東京国際展示場)に行かれたらしく、小劇場演劇を展示会でやったら需要があるのでは、と書かれています。私も今週は東京国際フォーラム(有楽町)の展示会に足を運んだのですが、そこではメインイベントとして大々的に芝居をやっていました。

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シネコンのイス

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京都のアトリエ劇研が毎月発行しているポストカード形式の「GEKKEN NEWS」6月号に、fringe blog筆者でもある田辺剛さんがイス導入のことを書かれています。

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紙の厚さで読破感を演出

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最近、ベストセラー本を支える戦略として、嵩高紙(かさだかし)の存在がマスコミで取り上げられています。「軽くてボリューム感のある紙」で、これを使うことで同じページ数でも単行本を厚くすることが出来ます。つまり、厚みの割に文字数が少ないので一冊読み終えるのも早く、活字離れが進む若い読者に〈一冊読み切る爽快感・読破感〉を味わってもらい、読書回帰を進めようという狙いです。

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レビューはウェブログへ

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「注目のウェブログから」の更新は随時行なっており、現在79サイトに達しています。いろいろ考えて、はずしたサイトもあります。無限に増やせるわけではありませんので(上限300)、様子を見ながら調整していきたいと思っています。いま目を通しておくべきウェブログは網羅しているつもりです。

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スタッフパスは目立つ位置に

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「某日観劇録」「受付スタッフはスーツを着ないのか」。これもまた、考えさせられる指摘です。

私はスーツを着ない制作者とスーツが作業着の社会人、どちらの心境も理解しているつもりですが、少し制作者寄りの書き方をすると「小劇場ではスーツを着たくても着られない場合がある」ことも事実だと思います。

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KAKUTAはもっと宣伝出来るはず

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一つの物語を登場人物それぞれの視線で繰り返し描く手法があります。ポリフォニーという言い方もあるようですが、私がこの手法で描かれた作品に初めて出会ったのが、1981年にNHK「ドラマ人間模様」で4回放送された「万葉の娘たち」でした。

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外来語バンザイ

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国立国語研究所外来語の言い換え提案に積極的ですが、カタカナのおかげで印象が明るくなったり、違った価値観を抱くようになった言葉も多いと思います。

例えば、演劇界でもよく使う「ワークショップ」は、これ以外の言い方はもう考えられません。でも、国語研究所の言い換え提案では「創作集会」。それはないだろうと思います。「集会」を使うと暗くなるのがわからないんですかね。委員には演劇評論家の松岡和子氏も入っているので、これには断固反対していただきたかったです。

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パルテノン多摩小劇場フェスの裏側

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財団法人地域創造の月刊ニュースレター「地域創造レター」6月号に、パルテノン多摩小劇場フェスティバル2004の運営の模様が報告されています。審査員や探検隊を経験した「支援隊」が、サポートをしているんですね。

地域ホールの主催でありながら、「まちおこし」とか「市民活動」といった匂いも全くしないことだ。スタッフ全員に、「そんなことより純粋に小劇場を楽しみたい」という気持ちが溢れている。

これは大事なことだと思います。