「東京の劇場では公演しない」と宣言しているOrt-d.d主宰の倉迫康史氏が、公開日記で注目すべきことを書かれています。
20代の劇団時代、会場費に40万も50万も出して未熟な芝居を発表していた自分はいったい何だったんだろうと思う。もう、ホントにバカだったよ。そのお金はもっと有効に使えたはずなのに。
「しのぶの演劇レビュー」によると、高野さんはお仕事で東京ビッグサイト(有明、東京国際展示場)に行かれたらしく、小劇場演劇を展示会でやったら需要があるのでは、と書かれています。私も今週は東京国際フォーラム(有楽町)の展示会に足を運んだのですが、そこではメインイベントとして大々的に芝居をやっていました。
最近、ベストセラー本を支える戦略として、嵩高紙(かさだかし)の存在がマスコミで取り上げられています。「軽くてボリューム感のある紙」で、これを使うことで同じページ数でも単行本を厚くすることが出来ます。つまり、厚みの割に文字数が少ないので一冊読み終えるのも早く、活字離れが進む若い読者に〈一冊読み切る爽快感・読破感〉を味わってもらい、読書回帰を進めようという狙いです。
「注目のウェブログから」の更新は随時行なっており、現在79サイトに達しています。いろいろ考えて、はずしたサイトもあります。無限に増やせるわけではありませんので(上限300)、様子を見ながら調整していきたいと思っています。いま目を通しておくべきウェブログは網羅しているつもりです。
「某日観劇録」の「受付スタッフはスーツを着ないのか」。これもまた、考えさせられる指摘です。
私はスーツを着ない制作者とスーツが作業着の社会人、どちらの心境も理解しているつもりですが、少し制作者寄りの書き方をすると「小劇場ではスーツを着たくても着られない場合がある」ことも事実だと思います。
「注目のウェブログから」でご紹介している「某日観劇録」にこんな指摘が。
国立国語研究所は外来語の言い換え提案に積極的ですが、カタカナのおかげで印象が明るくなったり、違った価値観を抱くようになった言葉も多いと思います。
例えば、演劇界でもよく使う「ワークショップ」は、これ以外の言い方はもう考えられません。でも、国語研究所の言い換え提案では「創作集会」。それはないだろうと思います。「集会」を使うと暗くなるのがわからないんですかね。委員には演劇評論家の松岡和子氏も入っているので、これには断固反対していただきたかったです。
財団法人地域創造の月刊ニュースレター「地域創造レター」6月号に、パルテノン多摩小劇場フェスティバル2004の運営の模様が報告されています。審査員や探検隊を経験した「支援隊」が、サポートをしているんですね。
これは大事なことだと思います。