劇評サイト「Wonderland」の特別企画「振り返る 私の2004」に、「X-ray」を主宰する熊上みつみ氏が文章を寄せています。ウェブログでのレビューは爆発的に増えたが、「強烈な劇評には、なかなか出会うことができない」として、読み応えのある文章が少ないことを嘆かれています。
作成者別アーカイブ: 荻野達也
パラドックス定数のアナウンス
パラドックス定数『5seconds』が王子小劇場の2004年佐藤佐吉演劇賞で最優秀脚本賞、最優秀照明賞、優秀宣伝美術賞を受賞しました。作品自体への評価は私も同感ですが、当日運営、正確には開演前アナウンスで気になることがありましたので、ここに書いておくことにします。
消防の査察強化
湘南で活躍する制作者と言えばこの方、薄田菜々子氏の「制作ウスダのぱたぱた日記」によると、以前使ったフリースペースが消防法の関係でパフォーミングアーツ公演禁止になってしまったとか。「消防局」とありますので、横浜市の話だと思います。薄田氏はこうも予言しています。
内野聖陽ファンクラブ
本日(1/17)、内野聖陽オフィシャルファンクラブが発足したということで、ファンは大騒ぎです。事務局はぷれいすじゃないですか。ファンクラブ業務は初進出なのでは。
カーテンコールの強要
ウェブログ「スリジャヤワルダナプラコッテ(仮)」が、カーテンコールの強要は「新興宗教に無理矢理入会させられるようなもの」と書かれていますが、全く同感。東京キッドブラザーズの下りは笑わせていただきました。カーテンコールの強制は客いじりと同じですな。
観客の方のウェブログで、演劇以外の話題も多いけれど、一つ一つの記事にポリシーが感じられて、私はいつも楽しみに拝見しています。最近「おっ」と思ったのは「寺田町 スタジオあひる」。この『演劇ぶっく』関西特集をお持ちの方は少ないと思います。
ギンギラ太陽’sの初DVD予約開始
嘉穂劇場で上演されたギンギラ太陽’s初のDVD『南国から来た寒いヤツ』が、数量限定の予約開始です(2/28まで)。ローソンLoppi端末とLAWSON TICKET SHOP「Oh!買いモノ」で全国から注文出来ます。
小劇場は寿司屋でトロだけを出すようなもの
ウェブログ「某日観劇録」が「芝居の費用を計算する」という長文のアーティクルを書かれています。純粋な観客の方ですが、公表されている資料を基に積算されていて、基本的な考え方は合っていると思います*1 。
結論として客席1席あたり商業演劇は4,755円、小劇場は4,615円ぐらいではないかということで、大差ないことになります。小劇場は週末のみの公演・経費300万円で計算されていますが、劇場費や人件費の効率が悪いため、公演期間が延びるほど1席あたりの経費は膨らみ、ロングランなら完全に中劇場・大劇場を上回ってしまうでしょう。
- 「某日観劇録」のサーバ移行に伴い、再掲載された記事にリンクし直しました。オリジナルの内容はInternet Archive「Wayback Machine」(2005年3月6日保存)で確認出来ます。 [↩]
数が多ければ盛んなのか
その地域で活動している劇団数を書き、「これだけ数があるので演劇が盛んだ」という論旨の文章を見かけることがよくあります。行政の文章でもこの手の書き方によく出会いますが、私はかなり抵抗を感じます。「盛ん」という言葉の定義にもよりますが、数が多いことと演劇活動が活発ということは決してイコールではないと思います。
素の内野聖陽氏
年末は『蝉しぐれ』と『白い巨塔』の総集編を堪能した私ですが、昨日は「笑っていいとも!2005★新春祭頭と体を使って選手権SP」で素の内野聖陽氏が見られたそうです。うう、チェックしていませんでした。
これだけ違うサービス
引っ越しすると住所変更手続きに忙殺されますが、今回はこれほどまでにサービスの差があるのかと実感しました。相手にとって顧客の住所変更など日常茶飯事のはず、しかもITの進歩で簡単になっていると思ったのですが、それは幻想でした。制作者も観客から住所変更依頼を受けることが多いと思います。参考にしてください。