豊岡市長選挙の出口調査の結果が出ています。
神戸新聞「3市町長選「出口調査」 アンケート分析結果」
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/202104/0014279788.shtml
豊岡市長選挙は、得票率にして52%ー48%という接戦で、「えんげきのまち」の推進を掲げた現職が敗れるという結果になりました。
これについては残念な結果だと思います。
この結果を受け、演劇が否定された的な意見もあったようですが、そのように受け取るべきではないという投稿を自分のブログに書いていたところです。
この度、神戸新聞が出口調査を行い、各候補者への投票理由を8項目列記した分析をおこなっています。
この結果を見ると、演劇に関する項目は、全8項目中7位であり演劇事業が争点化されたとは言いにくい状況になっています。
文化、芸術の振興を理由として、新人候補に投票したのは1%です。現職は同項目を理由に3%の投票を得ています。
このトリプルスコアをもって、豊岡市民は演劇事業推進に賛成したまでは言えませんが、演劇事業が足を引っ張ったという主張をすることは難しいようです。
大きく水を空けたのは、子育て支援。コロナ対策と並んで、この項目で投票を決定した人が多いのですが、ここで約5倍の差がついています。
(12%の投票が、子育て支援政策を理由に新人候補に投票しています)。
演劇事業が是か非かということが争点化しているようにみていましたが、それはマスコミがそのように扱っているだけだったということですね。
誤ったツイートを断言的になされた方は、投票理由アンケートの結果をご覧になり、修正したり振り返りの機会にされるとよいのかもしれません。
風評被害が少しでも減ることを願っています。