この記事は2009年3月に掲載されたものです。
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京都の稽古場が変わるか

カテゴリー: 京都下鴨通信 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 田辺剛 です。

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 ご存知の方も多いかもしれませんが、京都では公演の予算を立てるとき支出に「稽古場代」という項目がたいていの場合存在しません。
 大学時代は学内で稽古し、卒業してからしばらくは京都市内にある青少年活動センターという施設を使います(特に舞台芸術を後押ししているのはそのなかでも東山青少年活動センターです)。そして審査を通るようになると京都芸術センターでの稽古と、簡単に言うとこういう流れがあるのですが、すべて使用料は無料です。が、これが「かつて無料でした」と言わねばならなくなる危機が京都に迫っています。

京都新聞「青少年センター有料化は死活問題 京都市方針 NPOが反対訴え」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009030900176&genre=A2&area=K00

 青少年活動センターの有料化の方針が伝わり京都舞台芸術協会ではなんとか阻止しようと各方面と協力しながら活動しているところです。京都から生まれる表現にもしなにか特筆すべきものがあるとすれば、それは優れた稽古場の環境が大きくあるとわたしは思っています。この事態がこれから5年10年先の京都を左右する分岐点になるのだろうと。
 
 もしご賛同いただけるようでしたらこちらで署名活動を行っています。京都舞台芸術協会の意思も表明していますので、一度ご覧ください。


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