この記事は2005年12月に掲載されたものです。
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「初日通信」編集長12年ぶりの芝居本

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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小劇場ブームを支えた伝説の週刊ニュースレター「初日通信」編集長だった小森収氏が、1980年代~90年代前半の回想録『小劇場が燃えていた【80年代芝居狂いノート】』を出しました。宝島社がまだJICC出版局だった時代に、『芝居狂いがうつる本』『TOKYO芝居探検隊』などの演劇シリーズを担当した大西祥一氏が編集担当です。

小劇場が燃えていた―80年代芝居狂いノート
小森 収
宝島社
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この時代をリアルタイムで知らない人は、ぜひ一読してほしいと思います。歴史の勉強のように映るかも知れませんが、過去を知らずして未来は語れないし、同じことの繰り返しも避けられると思います。厳しい表現の劇評も含まれていますが、そこから「初日通信」がどんな存在だったかも窺えるでしょう。

「初日通信」がなければ、パソコン通信からインターネットへ発展した劇評の速報は育たなかったと思います。私は心からリスペクトしています。


「初日通信」編集長12年ぶりの芝居本」への1件のフィードバック

  1. stage note archives

    [talk]「小劇場が燃えていた」

    先月の末にBBSのほうで教えていただいた小森収さんの「小劇場が燃えていた」が[http://fringe.jp/blog/:title=fringe]の方でも紹介されていたので、さっそく購入。本当は90年代前半までを取り上げる予定であったとのことだが、ページ数の関係でそこまで至らず、ほぼ…

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