この記事は2006年1月に掲載されたものです。
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fringeへの情報提供

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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おかげさまで、fringeは日々多数の情報提供をいただいています。しかし、その多くが観客向けの情報と同一内容だったり、公演や企画の上辺だけを伝える文章に感じます。情報を元にfringeで追加取材して記事に膨らませる場合もありますが、ほとんどは掲載を見送らせていただいています。

お気づきの方も多いと思いますが、[トピック]では「次回公演」という風にして、出来るだけ具体的な作品名を書かないようにしています。情報誌などではあり得ない書き方です。これは[トピック]が公演の宣伝ではなく、そこで使われる制作手法の紹介に重きを置いているからです。その公演を観てほしいという意味で書いているのではなく、全国の制作者が刺激を受け、ノウハウを共有してほしいという意味で書いているのです。

制作手法に特色がないなら、制作者の関与がよくわかる内容でも歓迎します。制作者がどんな思いでこの公演を企画したのか、どうやって交渉を進めたのか、そんな情報誌に載らない話題こそがfringeの求めているものです。ここでは制作者が主役です。制作者の活動を魅力的に紹介し、制作志望者が増えることを願ったリクルーティングの狙いもあります。

ワークショップやセミナーの紹介も、内容そのものより、それを企画した制作者や劇場の学芸担当者の思いを聞かせてください。著名なパネリストの名前を並べるより、fringeにとってはそちらのほうがずっと重要です。文化行政担当者の方も、公務員として抵抗があるかも知れませんが、個人的な思いをどんどん書いてください。そんな情報提供があれば、[トピック]どころか[特集]で大々的に扱うこともあるでしょう。

fringeは小劇場演劇の制作者を支援するサイトです。ほかにはない、日本で唯一無二のウェブサイトです。このコンセプトをご理解いただき、それにふさわしい情報提供をお待ちしています。

本日より、コンタクトフォームに下記のお願いを追記しました。

(情報提供される方へ)情報誌や演劇雑誌に提供するようなリリースを送られる方が少なくありませんが、fringeは制作者向け専門サイトで、視点が全く違います。制作者の生の声、企画への関わり方こそが記事になります。黒衣の制作者にスポットを当てることこそが、fringeの狙いです。劇場付け制作者、文化行政担当者の方も、プロデューサーとしてあなた自身を売り込むような内容をお待ちしています!