fringe読者ならお馴染みのウェブログ「かのこの劇場メモ~半券の余白」が、主催者のチケット直販における対応の不備や、能楽劇『夜叉ヶ池』での有料パンフの売切について書かれています。
有料パンフの印刷部数はジャンルや客層によって大きく異なるので、その辺の読みにズレがあったのだと想像しますが、留守電にもなっていない予約電話、留守電に入れても音沙汰無しで一般発売が迫る状況は、顧客満足度から考えて言い訳出来ないものだと思います。ぜひご覧になって他山の石としてください。
パンフ購入用紙で他人の住所・氏名が見えてしまうのは、個人情報保護上も問題ですが、システムとして大丈夫かなと思います。このような場合、連番入りの正副に分かれる用紙または複写用紙を使い、観客には申し込みの証として控えを渡すのが一般的だと思います。用紙をそのまま封筒に貼れば宛名になって、発送も簡単です。ワープロとコピー印刷の簡単なものでいいから、主催者はなぜ用意しておかなかったのかと思います。
野村萬斎さんが出演する公演では、パンフレットが売り切れることが多いようです。私も何度か「開演前に買わないと、なくなるよ」というアドバイスをもらっています。ずっと続いていることのようですから、ぜひ部数を増やしてもらいたいですね。
このアーティクルをご覧になった能楽劇『夜叉ヶ池』主催者の方から、メールをいただきました。責任ある立場にいらっしゃる方ですが、当日は東京公演に立ち会えず、観客の方からのご指摘で物販の問題点を知ることが出来たとして、たいへん感謝されていました。パンフ購入用紙については、慎重を期すよう注意をされたとのことです。以上、ご報告しておきます。
「劇場メモ~半券の余白」のかのこです。
「夜叉が池」公演の主催者の対応についての
エントリーを取り上げていただきありがとうございました。
また、その後の主催者の方の対応についての情報をここで
拝見しました。
一観客として、また一ブロガーとして
こうした建設的な場が作られたことに、感謝しています。
ありがとうございました
今日の本題:「サービス業」として
ようやくここにたどり着きましたが、「制作者支援」という業務は、
顧客が「制作者」である。しかしながら、制作者の方がお客様としてしてる
「(公演の)観客」もまた、広い意味の顧客であると言える。
制作者のバックアップ業務をするなら、制作者の信頼と満足を得る…