カンパニーのウェブサイトの維持管理で、基本中の基本がドメインの契約です。
更新手続きを怠って、ある日突然サイトが消失してしまう事態は避けたいものですが、実際にはこのようなトラブルによく出会います。ドメインが消えるとサイトだけでなく、そのドメイン宛のメールも届かなくなりますから致命的です。観客は相手が活動停止したと思い込み、「解散した」というデマが飛び交います。
こういうトラブルを起こすサイトを見ていると、多くは海外のドメインを使って登録し、連絡が取れずに立ち往生しているようです。独自ドメインは一度決めたら変わらないものなので、価格だけで安易に決めないようにすべきです。
最近の例では東京の「Ele-C@」(エレカ)。http://eleca.mu/が消失して、ドメインをhttp://eleca.net/に変更しました。「mu」はモーリシャスの国別ドメインですが、musicに通じるところから音楽関係のサイトに好まれます。レジストラ(ドメイン名登録機関)の連絡先が変わったという同情すべき事情もありますが、muドメインに関する注意はネットにも書かれています。「Ele-C@」もmuドメインが好きで取得したとサイトポリシーに書いていたくらいですから、維持管理に気を遣い、それを貫き通してほしかったと思います。
「解散した」というデマを流すヤツもどうかと思いますが、ネットがメインの情報発信になっているカンパニーにとって、それが突然消失することがいかに危機的なことか、制作者は他山の石として実感してほしいと思います。幸い、「Ele-C@」の場合はメールマガジンを「まぐまぐ」で発行していたため、こちらでファンへの連絡はすることが出来ました。メルマガもサイト内で発行していたら大変だったでしょう。
日々の更新については、「ネットワークユニットDuo」で「有言不実行のHP」との指摘がありました。日誌や日記はまさにそのとおりで、よく「多忙で日記が書けなかった」「パソコンの前に座る時間がなかった」という言い訳を目にしますが、生活の習慣になっているから日記なのに、面妖な言い訳だなあといつも感じます。特に劇作家がこういう言い訳をしていると、がっかりします。世間ではそれを「日記」と呼ばないので、本当にタイトルを「気まぐれ日記」「不定期日記」に変えていただきたいものです。
私は、「立ち上げる」という言葉があまり好きではありません。サイトやプロジェクトを「立ち上げる」のは、誰にでも出来ることだから。重要なのは、それを「継続していく」ことだと思います。
確かに軽々しく「日記」と名乗ってしまうのは、なんというか、あんまし先の事考えてないなぁ…とは思います。
ただその一方で、「不定期日記」という看板には逃げの意識を見てしまいますし、私自身が「永く続けるには無理しない事」と思っていますので、まぁ、毎日載っていなくてもそれほど気になりません。
てゆーか、芝居やってる人なら「日記」とか「不定期日記」などという、創意工夫の見られない看板そのものを再考して欲しいもんで…。
だったら レポートや
糸井さんから ぱくって ほぼ日刊とか・・
ほぼ日刊はうまい表現だなぁと思いました。
それにしてもあそこの情報量はすごいし・・
チラシが出回ってるのにウェブサイトに公演情報が載ってない劇団もしばしばありますね。
チラシ作るのとサイト更新するのではどう考えたって前者のほうが手間がかかると思うんですが。
不思議です。
サイト作って更新しないくらいなら、初めから作らなきゃいいのに。