この記事は2004年3月に掲載されたものです。
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ブルースカイさんの才能

カテゴリー: しのぶの東京晴れ舞台 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高野しのぶ です。

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シリーウォーク・プロデュース『ウチハソバヤジャナイ』を観てきました。
やっぱりブルースカイさん(演劇弁当猫ニャー)ってすごいな~と、口をポカンと開けてしみじみ感じました。
なのに9月の10周年記念公演をもって劇団解散なんて寂しいです。

今年の1月にTEHATER/TOPSで上演されたラッパ屋『裸でスキップ』の当日パンフレットより、作・演出の鈴木聰さんの文章です。

「演劇弁当 猫ニャー」という名前を初めて聞いた瞬間、ボクの中に「猫ニャーには負けたくない!」という思いがふつふつと沸き起こった。演劇でお金を稼いで弁当屋を開くことを目的としているグループらしい。「ふざけるな!」と思ったが、「面白すぎる!」と思って、「負けるものか!」と思ったのである。見たことはないが、芝居も面白に決まっている。

また、今回の『ウチハソバヤジャナイ』&『フリドニア』のパンフレットにもナイロン100℃のケラリーノ・サンドロヴィッチさんのお言葉が。

あちこちで言ってますけど、紳助・竜助がダウンタウンの漫才を見て引退を決意したみたいに、僕はブルースカイの芝居を見て引退を考えたんですよ。悔しいから、いまだにしてませんけど(笑)。

ブルースカイさんは同パンフレットで

なんかあの、……自分が芝居に向いてないかなぁ、と思って。

とおっしゃっているようですが、そんなこと言わずにまた9月の後も作品を作ってもらいたいなーと思いました。