NODA・MAP、シス・カンパニーの北村明子プロデューサーを取り上げた『AERA』10月9日号「現代の肖像」は、制作者なら目を通しておいたほうがいいでしょう。見逃した方は図書館に行けばあると思います。
作成者別アーカイブ: 荻野達也
続々・「舞台俳優」と「劇団員」
大人割引
ピチチ5(クインテット)が40歳以上適用の「大人割引」を実施しています。当日身分証提示。ありがたく予約させていただきましたが、これってシニア割引ですよね。なんだか急に老けたようで、複雑な心境です。あとから言うのもなんですが、大人は若者よりお金を持っているのだから、逆に「大人割増」でもいいんじゃないでしょうか。
ピチチ5と言えば、「にんぎょう劇のピチチとピチチ5」と題された公式サイトがオープン当時から話題になりました。もしまだ見ていない方がいたら、このセンスを学んでください。野暮なことは書きたくありませんが、どこまでがネタかわかりますよね。
パラドックス定数と参考文献
パラドックス定数『38℃』を9月23日マチネに観ました。『5seconds』(2004年11月)、『大正八年 永田町』(05年11月)に続いて3度目です。
男優だけの閉ざされた空間での会話劇、舞台に登場したら二度と楽屋に戻らない演出など、個性的な作品世界をつくり上げるのに成功しており、首都圏の小劇場ファンのあいだで話題になっている存在です。実在の事件をモチーフにした物語は社会派と呼ぶにふさわしく、「wonderland」が指摘しているように話が都合よく運びすぎるきらいはありますが(面白いがゲーム的)、若手の中では健闘している部類に入ると思います。
「東京の小演劇スケジュール」が後任募集
#10氏による「東京の小演劇スケジュール」が大阪転勤のため、年内で更新終了だそうです。5,000円未満・上演期間7日以内の公演を網羅したリストとして、重宝されていた方も多いと思います。
大阪では「大阪の小演劇スケジュール(仮)」を予定されているそうですが、「東京の小演劇スケジュール」を引き継いでくださる方を募集中です。#10氏の前任地・名古屋では、「名古屋の小演劇スケジュール」が「中部地区の小演劇スケジュール」という名称で引き継がれています。
情報収集のノウハウも教えるとのことで、希望者は#10氏までメールを。
続・制作者の人件費
ついに、平成19年度の文化庁芸術創造活動重点支援事業、芸術文化振興基金助成金、舞台芸術振興事業助成金から企画制作料が助成対象経費になりました。それに加え、稽古場借料(定期的な練習は除く)や入場券等販売手数料、さらには託児謝金も追加され、これは平成2年の芸術文化振興基金創設以来の大ニュースだと思います。
横浜は近い
横浜の演劇人にとって、横浜公演で東京の演劇人が終電の時間を気にするのは心外のようです。都内の公演なら時計も見ないスタッフ連中が、横浜だと早い時間から時計をチラチラ見ているというわけです。横浜はそんなに遠くない!と言いたいのでしょう。
続・「舞台俳優」と「劇団員」
『13歳のハローワーク』はWeb版があるんですね。
注目の村上龍氏による「舞台俳優」「劇団員」解説も全文読めます。
まだ目にしたことがない方は、ぜひ読んでください。耳が痛い人も多いはずです。
鈴木忠志氏と野田秀樹氏の無料講座
様々な大学が集まる東京では、公開講座などで魅力的なプログラムが用意されることが少なくありません。大々的に宣伝しないので取りこぼしもありますが、気づいたものは出来るだけ「fringe scheduler」に掲載するようにしています。
確認メールのトラブル
「注目のウェブログから」を見ていると、ついつい観客の方からの苦情に目が行きます。スパムフィルターにかかるなど、メール受信では想定外のことが起きる可能性もあるので断定的なことは言えませんが、これがあって、これを読むと、こういう行き違いがなぜ起こるのだろうと思ってしまいます。