作成者別アーカイブ: 高崎大志

芸文助成|説明会会場が増えたこと

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画期的なことだと思います。
芸術文化振興基金の説明会の会場が増えたことは。

説明会の会場は東京・大阪の2カ所だけという状況が続いてきました。定着していたといえるかもしれません。この種の説明会会場がこのタイミングで増えるのはあまり聞かないことです。会場増加に伴う予算の手当や内部の意志決定には、それなりのご苦労があったのではないかと推測しています。
すんなりと苦労なく決まったという可能性もありますが、いずれにせよ、芸術文化振興基金の説明会の会場を増やした高く評価されるべき事だと思います。

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内覧会をおこなう演劇祭

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8月20日に最初の公演を迎える福岡・九州地域演劇祭では、8月8日に内覧会を開催しました。

役者を中心とした関係者にあつまっていただき、演劇祭の全7公演のうち、
・3本の公演の通し稽古
・他県の3カンパニーの公演のプレゼンテーション
・1本の公演のデモンストレーション
を午後1時から午後8時にかけて一気に行いました。

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福岡・九州地域演劇祭の理由・目的について

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fringeブログ「さくてき博多一本締め」を担当している高崎です。
今年の8月下旬に公演初日を迎える、福岡・九州地域演劇祭の総合プロデューサーをしています。
本企画のうち他地域でも参考・応用になると思われる部分について、書いていきたいと思います。

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芸文助成制度による中央一極集中の緩和

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芸文助成金の県別採択状況で採択団体数が、東京都の団体に集中していることの理由について考えてみます。

まず、もっとも大きな理由として東京都の団体が多いこと、東京からの応募が多いことが考えられます。

東京都の団体が多く、応募も多いのは間違いないでしょう。東京都の応募団体数の比率が、東京都の採択団体数の比率を上回っているか同率であるようならば、ある種の公平性は満たしていると言えます。

次に、審査が東京でおこなわれ、東京以外の状況に詳しくない東京在住の審査員が多いことがかんがえられます。実際に見たことがないカンパニーを責任をもって推薦するのは、審査員にとってもためらわれるものがあるでしょう。
実際に見たり、評判を聞いたりしている団体に重点がおかれるのは当然で、こちらは審査員個人の問題より、システムの問題でしょう。

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地域の制作者にとって、劇的な研修環境の変化が訪れた

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ITを活用した映像ライブ配信やtwitterでの実況中継など、地域にいても東京で行われるセミナー等が増えてきています。
2月からの3ヶ月だけでも、以下のような例があげられます。

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地域のアートマネージャーの雇用環境3

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(続き)

このようなシステムが出来ることで、人材の遠隔地への流出も減少するだろうと思います。それでも100%のアートマネージャーがその地域にとどまるわけではないので、新たな他地域の人材がはいってくる余地も確保されます。このあたりはバランスが大切なところです。

このシステムが実現した場合でも、その地域でのアートマネージャーのキャリアアップというのは望みにくいのですが、それでも大きな前進だろうと思います。キャリアアップについては、都市圏や県単位で嘱託の係長ポストと課長ポストを用意出来ればクリア出来そうにおもえますが、これについては将来の課題ということでここでは考えないことにします。

人材の育成を考えるときに、雇用環境の問題はやはり重要な要素です。一定規模の需要と供給を確保しなければ、健全な雇用環境は成立しません。
近隣市が雇用の面で連携して、一定規模の需要と供給を確保し地域アートマネージャーの健全な雇用環境を実現すれば、アートマネジメント人材の育成もすすみ、地域の芸術文化環境は大いに前進するでしょう。

(終わり)

地域のアートマネージャーの雇用環境2

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(続き)
また、その方にとってもその地域で培った人脈が、次の職場では十分に活用できないということになります。他の分野もそんなに変わらないと思いますが、演劇でいうとその地域の表現者との人脈や信頼関係は、仕事をする上でもっとも重要な財産です。

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地域のアートマネージャーの雇用環境1

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地域演劇において、アートマネージャーと呼べる職業は、一部の大都市をのぞけば文化行政関連部署(芸術文化財団や公共劇場など)にしかいない。といっておおよそ間違いないでしょう。
今回は、地域のアートマネージャーの雇用環境について考えてみたいと思います。

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地域間連携・交流の流れがすすんでいる。

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これは、私の周りだけの現象なのかも知れないのですが、ここ数年、地域で演劇企画をおこない講師等を招聘する場合、首都圏以外の地域で活躍する演劇人を起用するという傾向を感じます。
明確に自覚しておこなっているのか、無意識のうちにやっていることなのかはよくわかりません。

この流れの中で、特に京都の演劇人の他地域での活躍は、目を見張るものがあります。

インターネットが発達する前は、東京以外の地域演劇の情報はほとんど流通していませんでいした。情報手段の発達により、東京以外の他地域の情報がはいり、選択肢が増えたということが出来るかも知れません。

その他、札幌福岡演劇交流企画Meet’s2007であったり、西日本の地域連携であるC.T.T.であったり、九州7県の演劇人ネットワークによる九州演劇人サミットであったり、地域間交流の企画も活発化しているといえるようです。

ゲキ×シネ あなどれないどころか

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昨日、福岡の映画館でゲキ×シネ「蜉蝣峠」を拝見しました。
ゲキ×シネをみるのはこれで2回目ですが、まちがいなく一見の価値ありでしょう。
もちろんライブの舞台とは違うのですが、映画ならではの良さもありライブに勝るとも劣らない見応えがあります。

ゲキ×シネの可能性や影響については、また別の機会があれば論じるとして、ライブじゃないから・・・と食わず嫌いしていた方は、とにかく一度ご覧いただくことをオススメします。