この記事は2009年8月に掲載されたものです。
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芸術文化環境の格差を緩和するために、どうすればいいのか(2)

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

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それでは、地域の表現者、アートマネージャーがどうすればいいのでしょうか。

表現者側に関して言えば、この答えはきわめてシンプルで、できる限りいい作品を創り、できる限り継続し、できる限りいろんな地域で上演するということにつきます。
結局何よりこれが、一番重要で難しいことです。
そしてアートマネージャーはそのように活動する表現者をできる限り有効な方法で支援し、環境を整備していくということになるでしょう。
具体的な方法は、地域の実情によって異なります。それぞれがその地域にあった方法を、先進地の事例を参考にしたり、先人に相談したりして、試行錯誤しながら見つけていくことになるでしょう。

また近年、地方都市間の演劇交流が活性化してきています。この流れを推し進めていくことも、芸術文化環境の地域間格差を緩和するにの有効だとおもいます。

(参考)
パンフレット「地域を超える制作者 小劇場から生まれる演劇公演の新しいカタチ」