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2008年10月12日

大分に小劇場をつくる会

さくてき博多一本締め Posted by 高崎大志 このエントリーを含むはてなブックマーク twitterに投稿する

大分に小劇場をつくる会が発足し、そのブログが公開されました。

大分に小劇場をつくる会
http://s-hall.jugem.jp/

大分では、近年おおいた演劇の会ができ演劇祭も始まるなど、地域の演劇人が、演劇と社会の接点を模索していこうという意識がはっきりと高まっています。大分に小劇場をつくる会の発足は、その流れの中に位置づけることができるかも知れません。

大分は決して劇団が多いというわけではありませんし、各劇団も自分たちの活動で手一杯なはずで、こういった行動にリソースを割くのはかなりの負担になっているはずです。しかしながら、地域の演劇人がこういった行動を選択するというのは、地域演劇が社会性を増してきた証拠の一つとみていいと思います。

このブログの中で興味深いのは、小劇場・小ホールこそが地域の舞台芸術文化を育成するという立場が明確になっていることです。これは私も全く同意見です。
500、800、1000席以上の劇場・ホールは、商業的に成り立つ他地域で創られた舞台芸術公演の市民への鑑賞機会を作る場にはなり得ますが、地域の舞台芸術団体を育成できる場ではないことは明確です。そういった鑑賞機会をつくることは大変重要なことですが、と同時に地域で創られる地産地消の舞台芸術を育成する場も同じくらいに重要です。地域主権の分権化の流れや、これまでの文化行政をみていったときむしろ後者に対して手厚い対応がなされるべきです
それともうひとつは大分市のパブリックコメントの手法にたいしての疑問が提示されているところです。

以前、私個人のブログで、札幌の市民会館建て替えの手法のおもしろさを書いたところです。札幌と大分では都市規模が違うので、行政としてもそこまでの重厚な市民意見の聴取はできないかもしれません。(札幌の人口は185万人、大分市の人口は46万人)

行政の人も、基本的には市民の意見を聞きたいという欲求があるものの、そのやり方がよくわからず、結果として市民意見を十分に聞けないというのはよくあることで、こういった形で、市民の意見を届けるのは「演劇と社会の接点」を考えていく上で、やはり重要なことだと思います。

大分市の人口規模は、国内の県庁所在地としては中くらいに位置します。大分市の演劇人の奮闘が、他の地域の演劇人に何らかの刺激になることを願っています。

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