fringe更新に使用しているメインPCが動かなくなったのは5月30日でした。
電源ユニットの故障と思われ、最初は交換を考えましたが、オンサイト修理を頼むと4万円はかかりそう。自分でなんとかしようとも思いましたが、特殊形状でパーツ単体での入手が難しいようです。台湾のElanVital EVN-1216という電源ユニットですが、ネット上では「突然壊れることで有名」との書き込みもあり、2000年12月購入のWindows 2000なので、これを機に引退ということになりました。6年半酷使し、fringeも01年2月の開設時からお世話になりました。本当にご苦労さまと言いたいです。
新しいPCが届いたのは8日。環境設定や各種インストールを行ない、この書き込みからようやく更新に使用しています。この間はサブノートでなんとかつなぎましたが、片腕をもがれたような苦痛でした。ハードディスクは異常ありませんので、IDEをUSBに変換するアダプタを買ってきて、外付ドライブとして認識させてデータ移行しました。fringe開設後、PCのトラブルには何度も見舞われていますが、買い替えは今回が初めて。fringeは個人運営の無償サイトで、その維持管理には多額の費用が発生しています。ご寄付はこちらに記載のとおり随時受け付けておりますので、ご厚志を賜れば幸いです。
Windows 2000は非常に安定したOSでしたが、サポート切れのため新しいPCはVistaかXPになります。周辺機器やフリーソフトの対応を考慮し、私はXPにしました。いまからパソコンを始める方ならVistaがいいと思いますが、それ以外の方なら現時点はXPにすべきでしょう。サポート終了も当初の09年から14年4月に延び、まだ7年もあります。企業でVistaを導入するところはほとんどないようですし、第二のWindows Meに終わる可能性もまだ払拭されていません。アプリのためならともかく、なんでOSのためにメモリを2GBも積まなきゃいけないのか、という思いもあります。
すでに個人向け商品はほとんどVistaになり、XPはメーカー直販サイトのBTOでしか扱っていません。法人向けページにしか載っていないところもあります。近々PC購入を予定している制作者がいたら、いまのうちにXPを買っておくべきだと思います。BTOで注文するか、店頭で型番落ちを狙うのが賢い選択でしょう。制作者の実務を支えてくれるのは、まだまだXPのはず。詳しい方ならDELLの激安パッケージもよいと思います。大型ディスプレイとセットで、Windows XP Professional SP2にしても10万円未満ですから、原価償却ではなく全額経費に出来ます。
テレビではアップルの「Get a Mac」シリーズCFが目につきますが、Macintoshだってフリーズするし、ウイルス対策は必要だし、OS X移行時の問題もあったはず。比較広告自体は結構だと思いますが、客観性のないプロパガンダは逆効果でしょう。Macintoshユーザー自身にも不評のようです。世界統一キャンペーンですが、ラーメンズもよく考えてから出演すべきだったと思います。