この記事は2004年5月に掲載されたものです。
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いまやらないで、いつやるのですか

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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リージョナルシアター・シリーズ2005のラインナップが発表されました。

今年はなかなかの激戦だっだようです。選に漏れたカンパニーも少なくないと思いますが、その場合どうすべきか。わざわざ書くまでもありませんね。こまばアゴラ劇場「冬のサミット2004」に応募するのです。私なら絶対そうします。

両フェスティバルは開催時期がほぼ同じです。リージョナルに応募したということは、その時期に東京公演をするつもりで予定を組んでいたわけですから、なんの支障もないでしょう。予算面での優遇措置もほぼ同じ。サミットは劇場稽古場に無料宿泊出来ますから、考え方によってはサミットのほうがお得かも知れません。

どうしても東京芸術劇場小ホール1でしか実現しない演出プランがあるのなら別ですが、そうでなければサミットで東京の観客に真価を問えばいいのです。リージョナルの関係者も招いて、作品を観ていただきます。チラシに「リージョナルシアター選外から這い上がってきた作品」とでも書けば、宣伝効果あるでしょう。

これと同じことは、若手演出家コンクールに落ちた地域のカンパニーにも言えると思います。低予算で東京公演が出来るチャンスを逃さないでください。

道は一つではありません。情報と行動力があれば、カンパニーを導く方法はいくらでもあります。あきらめて次回の応募まで待つなんて、もったいない。

いまやらないで、いつやるのですか。