この記事は2008年5月に掲載されたものです。
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いつも大学から始まった

カテゴリー: 京都下鴨通信 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 田辺剛 です。

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こまばアゴラ劇場「サミット」の次期ディレクターについてfringeのトピックにもなりましたが、就任することになった杉原邦生氏は京都造形芸術大学(以下、造形大)の大学院生ということで、その他にも造形大の在学生、卒業生の活躍が最近目立つように感じられます。

少し前になりますがOMS戯曲賞で佳作を受賞された司辻有香氏やトヨタコレオグラフィーアワードのファイナリストになったきたまり氏をはじめとして京都だけにとどまらず幅広い活動をされている方が多くなったという印象があります。先日、京都で公演された木ノ下歌舞伎の公演もとても興味深く拝見しました(夏に東京でも公演があるそうです)。以上の方も造形大の卒業生です。

大学の街とも言われる京都ですが、京都を拠点にしている、あるいはかつてそうだったという劇団の多くは大学の学生劇団が母体であったり、そのメンバーの多くが学生時代から演劇に関わっていたりします。そういう意味で、京都の演劇と大学とは切り離せない部分が確かにあると考えます。学生の自由な活動を許容する(あるいは無関心?)街の雰囲気というのもあるかもしれません。

そうした人材の出どころがあるならば、問題になるのはそうした人材を育てたりサポートしたりする環境をどのように整えるかということになります。「励まし合う」だけではなくなにか具体的な。そうしたことを興味深い作品や人材に出会うと考えます。

とにかくまずは、大学生や卒業間もない方達の活動に、造形大に限らず注目していきたいと思います。