下でご紹介した「ひとつの倉庫と12人展」は、青年団本公演『砂と兵隊』上演期間中のロビーで開催されています。私が展示を観ているとき、公演を観終わった観客が、受付スタッフに「この作品(『砂と兵隊』)はどういった位置づけなのか」と質問していました。
いきなりの質問でしたが、スタッフは全く動じることなく、冷静に青年団の他作品と比較したり、平田オリザ氏の言葉を引用しながら説明し、観客も納得した様子でした。離れたところから眺めていただけなので、詳細まではわかりませんが、単なるお手伝いスタッフには出来ない対応だなと思いました。カンパニーの制作者だからこそ出来た受け答えでしょう。
あなたは、受付で観客にいきなり同じ質問をされても大丈夫ですか。