6月7日に、九州演劇人サミットinかごしまがおこなわれ、無事終了しました。
今回の九州演劇人サミットは、九州7県(福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島)の各地域で活動する、演劇人によるパネルトークに役者向けのワークショップを併設した企画です。
都市圏人口から考えると、鹿児島は地域演劇が盛んな場所というために、今しばらくの時間が必要なのかも知れません。しかし、今回の企画が鹿児島の若手演劇人に、大きな刺激を与えたことは疑いがありません。サミットが鹿児島の地域演劇活性化の一助になることを願ってやみません。
国内の多くの地域で、単一の市、単一の県では、演劇シーンの活性化に必要な表現者の相互刺激、相互研鑽が発生するだけの環境がないだろうと思います。
道州レベルに枠を拡げたときに、一歩その環境に近づくことができる。
地域演劇は県レベルで考えてもなかなか難しく、かといって国レベルで考えても多様な地域の状況に対応できません。道州レベルで考えることが、国内の地域演劇にもっとも最善な環境を整備できると考えます。
今回のサミットでは、九州以外からサミット視察目的で数名の方が来鹿いただきました。これはサミットの趣旨目的が他地域の方のアンテナに捉えられはじめた徴候だと理解しています。
次回のサミットは大分で開催されます。
九州以外の地域のアートマネージャーにも積極的な情報発信をしていければと考えているところです。
九州演劇人サミットinかごしま
http://www.fpap.jp/summit/2009/0609index.htm