北海道を代表する制作者である小室明子氏(NPO法人コンカリーニョ演劇プログラムディレクター)が、北海道新聞に新連載「小室明子の札幌演劇かいわい」を11月21日から開始した。毎月第3月曜日夕刊に掲載されるらしい。
初回の内容は、もちろん毎年11月に開催される「札幌劇場祭 Theater Go Round 2011」。6年目の今年は例年になく盛り上がっているそうだが、今回は東日本大震災が間違いなく作品に影響を与えているとして、こう記している。
表現をする人の多くが、演劇とはなにか、自分の表現とは何かにいやが応でも向き合ったはず。直接的でなくとも、震災を連想させる場面に出合うことも多く、そのたびに「忘れてはいけないのだ」という思いを強くする。報道で状況を見るのとは違う、「私」の問題として日本が抱える問題と再び向き合うこととなる。きっとこれが演劇の力だ。
来月以降も演劇の魅力や舞台裏、最近の傾向などを紹介していくそうだ。北海道新聞が読める方は注目していただきたい。