「吉祥寺ちらし会議」に備えて、久しぶりに東京のチラシ束の現状をご報告します。
前回は2004年1月18日の青年団リンク・地点(当時)(こまばアゴラ劇場)をご紹介しました。今回は06年11月4日の五反田団『さようなら僕の小さな名声』(こまばアゴラ劇場)と燐光群『チェックポイント黒点島』(ザ・スズナリ)です。親紙等も含めて五反田団は合計111種類、燐光群は合計62種類でした。赤字は本拠地が首都圏以外のところです。
両方とも外側の親紙が2種類になっていて、五反田団は輪ゴムで止めてありました。親紙の種類が多いということは、それだけ束同士のドッキング作業が行なわれているわけで、チラシ位置がそのときズレた可能性もあります。私が受け取った束はこういう状態だったということでご理解ください。
同じ日の公演ですが、重なっているものが少ないことに注目してください。前回分析したように、東京では常時300種類ぐらいが流通していると考えてよいと思います。
「吉祥寺ちらし会議」は、増大するチラシ束について識者を交えた率直な意見交換を行ない、演劇の宣伝とチラシの今後について考える日本初の公開ミーティングです。制作者にとって最も関心の高いテーマの一つではないかと思います。先着順となっていますので、お早めにお申し込みください。