作成者別アーカイブ: 荻野達也

王子小劇場プロデュース『俺の屍を越えていけ』

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

王子小劇場初の本格的プロデュース公演を12月22日に拝見。劇場企画「王子トリビュート」第1弾「畑澤聖悟作品連続上演」の1本目になります。私自身はこの作品は初見です。

評価も得ている畑澤氏の戯曲ですが、私がどうしても腑に落ちないのが「なぜ舞台を放送局にしたのか」ということです。青森の放送局(ラテ兼営)の若手社員たちが、リストラされる管理職を社長命令で決める物語ですが、独立U局ならまだしも、ラテ兼営ならローカル局でもこんなことはあり得ないでしょう。あり得ない設定で意図的に寓話にしようとしているのかも知れませんが、それにしては中途半端にリアルさも追求しており、そのバランスがしっくりこないのです。

続きを読む

「CoRich舞台芸術!」に公演登録を

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

「CoRich舞台芸術!」ベータ版が11月28日に正式オープンして、28日間が経過しました。

CoRich舞台芸術!

現在253作品(巡演も1作品でカウント)が登録されていますので、1日平均9作品が新規登録されていることになります。順調な登録状況で、この更新頻度が保てれば、日本で最も充実した演劇情報ポータルになることでしょう。

続きを読む

『犬神家の一族』

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

以前書いたとおり、私が人生で最も影響を受けた邦画は『犬神家の一族』です。今年はそれが30年ぶりにセルフリメイクされたわけで、1月の製作発表からずっと気になっていました。前作を超えることは難しいだろうけど、思い出を汚すような作品だけはつくってほしくない……。期待と不安の入り混じった日々を過ごし、23日に足を運びました。

続きを読む

演劇人を代表するauユーザー

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

ナンバーポータビリティ勝ち組のauが、全国のユーザーにインタビューしたものをパンフレットやWebで伝えています。全国47都道府県から1人ずつ(北海道は4名)+エリア代表で、芸能人やスポーツ選手だけでなく、地元でがんばっている人気者という感じの人選です。

例えば千葉県ならイクスピアリの舞浜地ビール醸造責任者の園田智子氏、香川県なら池上製麺所のルミおばちゃん(池上瑠美子氏)ですが、一人だけ演劇人を見つけました。都道府県を代表する顔となっているのは、どこの誰でしょう?

答えはここ。

M-1グランプリ決勝進出

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

これは快挙ですね。

大阪の立身出世劇場(2004年解散)だった彼方さとみさんのお笑いコンビ「変ホ長調」が、ついにM-1グランプリ決勝進出です。昨年は準決勝まで進みました。アマチュアの決勝進出は6回目にして初だそうです。

Sponichi Annex「“負け犬OLコンビ”がM-1決勝へ」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/12/12/01.html

盛岡の熱気を全国へ

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

「劇団」という文字の中に、盛岡があることがわかりました。このページ下方の「シンボルマークの意味は」をご覧ください。ちょっと強引なところもありますが、よく出来ているんじゃないでしょうか。

続きを読む

新国立劇場『エンジョイ』

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

※文中、新国立劇場『エンジョイ』のネタバレを含みます。

チェルフィッチュの新作が新国立劇場へ初登場です。これは賛否両論でしょう。私は期待して初日(12/7)に足を運んだのですが……。

続きを読む

「全国区」を死語にしたい

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

地域の演劇人と話していると、「全国区」という言葉がよく出ます。人気のあるカンパニーを指して、「あそこは全国区だから」などと使います。京阪神はプライドがあるせいか、あまり口にしないほうだと思いますが、それでも耳にすることがあります。

私はこの言葉が嫌いで、関西在住のころも絶対に使いませんでした。最初から世界を二つに分けてどうするんでしょう。東京の演劇人は、若手であっても「全国区」なんて言いません。がんばればそこが「全国区」になると知っているからです。

「全国区」と口にする人は、最初から自分たちは「全国区」になり得ないとあきらめていませんか。世の中を線引きして、自ら目標を低くしていませんか。たとえ東京でなくても、がんばればそこが「全国区」でしょうが。

地域のマスコミの使命

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

今年は「PmP2006」を筆頭に、fringeがミッションとしている地域の演劇支援について深く考えさせられた一年でした。地域と東京の両方に目配りしている演劇人が口を揃えて訴えていたのは、地域の潜在能力は決して東京に劣らないということ。当然ながら演劇人としての資質に地域差などないはずで、あるとすればそれを引き出す環境の違いでしょう。

続きを読む

ステージアーツの解散

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:
Pocket

大阪の小劇場系専門の舞台運送会社・ステージアーツ11月末日で解散してしまいました。運送をここに頼っていたところは多く、関西小劇場界への影響が懸念されます。

続きを読む